読書
竹鶴17、21年の終売発表後、17年は5万円、21年は10万円を超える値段でオークションで売られている状況です。また一部投機的なお金が入ってきているせいもありウイスキーはどんどん高くなっています。一人のウイスキー好きとして、ウイスキー転売の是非やそも…
「マチネの終わりに」に深く感銘を受けたので、平野啓一郎の新作「ある男」を読んだ。バーでの出会いの回想から物語が語られ始める。その後もバーでの思索や会話が物語の中で重要なシーンを構成する。著者はシングルモルトよりもカクテル、あるいはウォッカ…
自分の生まれ年に蒸留された酒の方が自分よりも熟成されていた件と、「マチネの終わりに」が素晴らしかった件について。
本を読むということは私にとって非常に重要なことだ。他者が人生の大部分を費やして辿り着いた経験知を簡単に手に入れられる。人が老いてからようやく気づいた後悔について書かれた自伝的小説を仮に読んだとすると、私が同じような過ちを犯して死ぬ前に同じ…
先週末にトライアスロンがあったのでレースまでしばらく禁酒していた。その間少しでも気分を紛らわせるため、こんな本を買った。ウイスキーにまつわる小説のアンソロジー。 今宵もウイスキー (新潮文庫) 作者: 太田和彦 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 201…
最近酒の量を控えていた。そして飲みに行っても11時前には帰宅するようにしていた。なぜならば家でゆっくり「騎士団長殺し」を読みたかったからだ。 ウイスキー飲みながら家のソファーに寝そべって好きな小説を読むのは最高の贅沢だ。本を読みながら寝てしま…