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Islay Whisky’s blog

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 その1 その2 その3
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

津 Amberにて

Springbank Caol Ila バー Macallan

3連休初日の土曜日の午後、ふと思い立って伊勢神宮に向けてクルマで家を出た。恒例の年初の参拝。この時期の神宮参拝は早朝以外は大渋滞するので、朝一で外宮駐車場にクルマを停めて参拝し、クルマを置いたまま優先レーンを通行できるタクシーで内宮に向かうというのが正解。3人だとタクシーのほうが安い。なので早朝伊勢に着くため、とりあえず津に一泊することに。初めての津、東京から400㎞。

 

夜7時には駅前のホテル、というよりはビジネスホテル的なところにチェックイン。駅の近くで伊勢志摩の魚を出す店、松阪牛の焼肉屋など、魅力的な店はぼちぼち見つかったが、どこも3連休の初日の夜なので満員。仕方なくでホテルのしゃぶしゃぶ屋で軽く飲みながら食事。でも意外と旨い。

 

食事のあと部屋に戻り、しばらくテレビを見たりして大人しくしておこうと努力したものの、やはり飲みに出てしまう。ググって調べたAmber(アンバール)という店まで。
駅から歩いて5分ぐらい、雑居ビルの階段を3階まで上がって扉を押すと、満席のカウンター。アウェーの店でちょっとどうしようか、と思ったが一人なのにテーブルに席を作ってもらった。
バックバーにはパッと見200本程のボトルが。でもテーブル席からはあまりよく見えない。辛うじて一番上の棚にBowmore30年のオールドとかArdbeg Perpetumeがあるのが見えて、ちゃんとしたモルトバーなのだな、と分かった。

 

何を一杯目に飲むか悩んでいたのでアイラのお勧めを、と女性のバーテンダーの方にお願いしたら「Caol Ilaの黒くておいしいやつです」と言われDouble Maturedが出てきてそれをいただく。鉄板。旨い。そしてカウンターが空いたのでそちらに移動。お店の方はどなたも腰が低く、一見の私を温かく迎えてくれる。すごくラフな格好で行ったので、お店の人もお勧めをお願いします、と言われてもどれぐらいの値段のものを出していいのかわからなかったようだった。


「2杯目はどうされますか?」
「何か珍しいものがあれば」
「少し高くてもいいですか?」
「全然かまいません」
という会話の後でオファーされたのがいきなりのPort Ellenの22年。いきなりそんなの出されてちょっとびっくりする。鮨屋に行ってお任せしたら2貫目にいきなり大トロ出てきたわ、ってな感じ。1杯4000円とのこと。それでもリーズナブル。
だがカウンターに見たことのないSpringbank、それも1964年ビンテージと書かれているものが出ていて「これは何ですか?」と聞く。スイスのインポーターの100周年記念のもののよう。

「Port Ellen も魅力的なのですが飲んだことあるのでこちらのSpringbankをお願いします」「こちらも1杯4000円ですけれどよろしいですか?」「お願いします」といって飲ませてもらった。カラメルとヘーゼルナッツの香りの濃厚かつまろやかな甘み。
そしてその後オールドのJohnnie Walker Black Labelとニッカの樽出しウイスキー原酒、おそらく90年代のもの、をいただいた。いずれもショット800円という驚愕のプライス。

 

どうやら最初にオーダーをとってくれた女性がオーナーさんらしく、カウンターで話し相手になってくれたのがマスター。Johnnie Walkerが出てきてすぐに私が80年代前半ですね、と言ったので「一発で分かった人は初めてです」とのこと。その後ウイスキー談義に花が咲き、閉鎖蒸留所についてまとめた英書を見せてもらったり、12月には珍しいボトルを開けるのでぜひ来てください、と教えてもらったりした。

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どんなボトルを開けるかというと、こんな恐ろしいものが登場するらしい。

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1946年蒸留の52年物Macallan。戦争直後だったので物資がなく、ピートだけで炊いてさらにシェリーが効いていないという非常に珍しいもの。今年の12月に来れば1杯1万5千円ぐらいで飲めますよ、とのこと。

調べてみるとボトルで180万円ぐらいのものらしい。私の飲んだSpringbankもイギリスのウェブサイトではボトルが2500ポンド、40万円強で売られていた。結局上の写真の4本をいただいたがお勘定は7000円程度。また東京を離れたところに恐ろしい穴場を見つけてしまった。

食事の時も津の地酒「初日」を飲み、ウイスキーも4杯飲んだので結構いい感じになって宿に帰る。そして翌朝は6時起きでスーツを着て出かけ、外宮と内宮の正宮で御垣内参拝、多賀宮荒祭宮に参拝し、内宮で御饌をお願いしてすがすがしい気分になって帰ってきた。

 

祈祷申し込みのところで賛助会員になりたい旨を告げて然るべき志を納めると、神宮からのお礼として通常正宮の垣の外からお参りするところをご神職に垣の中に連れて行っていただいて参拝することができる。垣の中なので御垣内参拝。正宮でお参りするのに長蛇の列ができていても、並ばず参拝することが可能。ただし正装してネクタイは必須。

 

そして来年の1月3連休は神宮会館に泊まれるように直接現地で1年後の予約を取ってきた。そうすればおかげ横丁で飲んだくれても問題ないし、自家用車で優先レーン走って内宮のすぐそばまで行かれる。その前日はまた津に来ようと思う。

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