東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

すすきのにて

ゴールデンウイーク後半初日、というか磐梯吾妻スカイラインから戻ってきた翌日、午後から札幌入り。とても蒸し暑い東京とは打って変わって札幌は10℃を切るか切らないか。少し厚着をして羽田に向かうと大汗をかいた。すすきのの南の外れの宿にチェックインしたらすでに夕方になっていた。

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初日の夕食は鮨屋「あら政」。札幌通の人に教えてもらった、街の中心から離れた地元の人中心の落ち着いた店。書き入れ時にすすきのの有名な鮨屋のカウンターに子供連れで陣取るのも気が引けるので。

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ホッキ貝、シャコ、ホタテ、赤貝、紅ますなど旬の北海道の素材が目白押し。その中でもシャコが出色。茹で上げられた大振りのシャコはばりばりとハサミで脇腹を切られ、包丁で皮をはがされる。軟らかくて甘い身と独特の味と歯ごたえのある卵のコンビネーションが素晴らしい。大間のマグロの赤身も繊維がとても細かく味が濃く、ねっとりと舌に絡みつく。気のすむまで食べてそこそこ飲んでお勘定をいただくと一人5000円しない。リーズナブルだとは聞いていたが改めて、驚く。東京だと初セリで有名な某チェーン店でももっとするはず、一度行ってあまりの掃除の行き届かなさに辟易し再訪していないので自信がないが。24時間営業だと仕方ないのかもしれない。

鮨を食べ終わった後、狸小路を冷やかし、インバウンドのせいか随分と雰囲気が変わっていることに少し驚く。札幌はちょうど桜が盛りを過ぎたころで、一年に二度も桜の満開が見られたことに家族で感謝。そして家人たちを宿に残し一人で軽く飲みに出かけた。本当はがっつり飲みたかったのだが、連休中なのに深夜に仕事の電話会議があったため自制を迫られる。すすきのの中心部からほど近い有名なモルトバーへ。

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上の3つの佳酒をそれぞれフルショットでいただいて、時間が迫り少し慌ただしくお勘定をお願いしたら、鮨屋のおよそ倍のお値段。今日びウイスキーも高いから仕方ないが、家族3人でとても美味しい食事をいただいて、その後おとーさんだけ飲みに出たら1人で3人分の鮨屋の勘定の倍の値段の酒を飲んだ、となると家族に対して何だか申し訳ない気持ちになる。ただし念のためだがどのボトルも何の文句のつけようもないものだった。

この前の郡山とは全く反対の展開で可笑しくなった。アウェイのバーはなかなか難しい。流石に家人にはこのことは話せていない。