東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

山崎シェリーカスク: 世界一のウイスキー

先日山崎シェリーカスク2013年が世界一のウイスキーに選出。

シェリーカスク、バーボンバレル、ヘヴィリーピーテッド、ミズナラなどの限定ボトルは毎年売り出されるのだが、一昨年辺りから異常な人気が出ていて入手が困難に。

昨年シェリーカスク2013を買おうと思っていたら、料飲店用向けで大半オーダーが入ってしまっていたようで買えず。一昨年は何とかシェリーカスク2012を3本手に入れることが出来たので、1本は自分で飲んでしまい、1本は開店8周年祝いにTullamoreに持って行き、残りの1本が我が家に眠っていた。

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今年会社のクリスマスパーティでチャリティーオークションを行うことになり、私はこの山崎シェリーカスク2012年を出品することに。

出品物に能書きつけなければいけないので、値段を調べていてびっくり。2013年はヤフオクなどで見つけることもかなわず、私の家にある2012年は直近9万4千円で落札されていた。元値は9千円ぐらいだったと記憶している。

それにしても2年で10倍になっているなんて、ウイスキーバブルもここに極まれり。

友人はもったいないから止めとけ、と言ったが、ヤフオクに出して利食う訳でもないし、貧乏くさいチャリティーオークションでパーティが盛り上がらないと幹事としての責任もあるので予定通り出品。

他の出品者も太っ腹に死蔵されていた未使用のファーコートなど出品してくれた上、寄付金が税額控除の対象となるのでみんな色んなものが景気よく落札されていくなか、私のお宝の番が回ってきた。

最初は3万円ぐらいから手が上がっていたのだが、事前に噂を聞きつけて下調べした上で本気で落札するつもりの人たちの札が入り始めて爆騰。結局25万円の札が勝ち札に。

25万円と言っても寄付金の税金還付が受けられるので、実質は半額程度。おかげさまでチャリティーオークションは全体的に盛り上がり、結局100万円近くの売上げ。最高落札額が私の山崎で、もう一つ私が出品した某イタリアブランドの革のジャケットも10万円で落ちて3位。我が家で眠っていたものが何と35万円に化けた。

とはいえそれが私の懐に入るわけではなく、震災で勉強するスペースを失った生徒たちの学習・進学を支援するNPOと、小児がんなどの難病と闘っている子どもたちが自然と触れあうための特別な医療施設を備えた屋外キャンプを運営しているNPOに売上げを寄付することに。

 

ウイスキーブームが来る前に仕込んでいたものが日の目を見て良かったが、来年チャリティーオークションまたやるから出品しろ、といわれても我が家からはもう目玉商品はなくなってしまった。