東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

クロアチアに来てみたの巻その3: スプリトとフヴァル島

トルコ航空の機内誌に、バカンスが終わって現実に引き戻されるのは憂鬱だが、休みの間の旅は仕事にもよい影響を与えるという記事があった。

一つは、旅行でいつもと違う新たな体験を得ることにより、これまでと違ったアングルで物事を見ることができるようになるということ。もう一つは未知の人たちとの触れ合いによって、他者をより信頼できるようになりそれが仕事に役立つということ。

別に仕事のために旅に出たわけではないのである意味どうでもいいのだが、いつもと違う何かをすることが重要、というのは信念を持って毎日ルーティーンワークをこなす、というのと両立しないかもしれない、と薄ぼんやりと思う。だが行ったことのないバーのドアを一人押してみるのも、旅のようなものなのだろう。新たな体験。未知の人たちとの遭遇。

 

では旅の続きを。また世界遺産、今度はスプリト古代ローマの宮殿跡を改造して人々が住み着いて街が出来ているという不思議なところ。

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ヨーロッパの中でも有名なバカンスの街で、世界中の人たちが狭い町に集まってきていて人通りも多い。
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宮殿の中の街は狭い路地といくつかの広場で成り立っている。ホテルは広場に面しているが、車では絶対に入っていかれないので宮殿の外、というか旧市街の外に車を止め、ホテルのカートに荷物と人を載せてもらうというシステム。火事が起こったらどうするのだろうか。でも1000年以上昔から街が残っているということは大丈夫なのだろう。
 
ここでホウボウとスズキのオリーブオイル焼を頂いたのだが絶品だった。ただ塩とオリーブオイルだけ使っただけなのに、なんであんなに旨くなるのだろうか。
 

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スプリトユーゴスラビア連邦の一部だったときは最大の軍港があったそうだ。宮殿は海に面していて、たまたまミサイル艦「シベニク」が寄港中だった。夕焼けに映えて美しく光る姿には見とれたが、用途を考えると安易に美しい、などといっていいのか疑問に思った。特に1991年に実際海戦を経験している国だけに。
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翌日にフェリーでフヴァルという島に渡った。フェリーが着くスターリ・グラードという街も世界遺産だ。
ここでは島の中心地から車で15分ほどの離れた入り江にある宿に泊まった。荒野を越えてリアス式海岸的な入り江に降りる。途中の一本道は前から車が来たらすれ違えない細さで、昨年夏のスコットランドを思い起こさせた。
海は透明度が高いエメラルドグリーンで、水深は10m近くある。最初は娘は脚がつかないのでおっかなびっくりだったが、魚がたくさんいるのが泳いでいて見られるので楽しくなったらしくずっと海で遊んでいた。
私は休み中スプリトで5㎞ほど走っただけで全くトレーニングができていなかったので、対岸まで3往復ほど。

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帰京して娘に聞いたら、ここで泳いだのが一番楽しかったらしい。何でか聞いたら「部屋出て1分で魚のいっぱいいる海で泳げるから」とのこと。日本だとどこなのだろう。沼津の大瀬崎で海水浴場前の宿に泊まるか。いい場所が思いつかない。

フヴァルには2泊して、次は世界遺産ドゥブロヴニクへまた車で移動。