東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

自分史上最も高くついたウイスキー

 

GW二日目にぎっくり腰、というか腰椎すべり症を発症してしまい、あまりの痛さにベッドに横になっていたいのに寝ているだけでもダメで少しは歩いてください、と言われたので激痛に耐えながら家族と散歩に出かけただけで私の大型連休は終了。

そしてGW明けに嫌な予感がしながらもどうしても行かなければならない大阪出張に行き、何とか無事に仕事を終えて夕方伊丹空港に向かい、フライトまで小一時間ほどあったので空港からすぐのところにある前から行ってみたかった念願のSake Shop Satoへ。珍しいウイスキーがあまりプレミアムを付けずに売られている良心的なお店だと聞いていた。

雨が降る中、タクシーの後部座席の反対側のドアから中腰で降りようとしたときに再び激痛が腰に走る。典型的なぎっくり腰の症状。流石に変な声を出しながら店に入ってきたら怪しすぎるので、うめき声をこらえながら店に入る。「クルマ降りた時に腰を痛めちゃいました、渋谷のCaol Ilaの元永さんの紹介で来ました」と何とか声を絞り出し、店の中の段ボールに手をつかせてもらって深呼吸。しばらくして人間らしい動きができるようになり、お店の中を見せてもらった。

黄色いラベルのSake Shop SatoオリジナルのCaol Ilaが置いてある。「これ飲みましたけど、美味しかったです」というと若旦那が喜んでくれた。痛いのであまりゆっくり見て回る余裕もなく、「お勧めのものを2本程ください」といって選んでもらう。
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飛行機の中で痛み止めが効かず、脂汗をかきながら腰が痛まない姿勢を探し続けているうちに羽田に着き、酒瓶の重さが応えながら帰宅。家からCaol Ilaの元永さんに「お休みの日にすみません、念願のSake Shop Satoに行ってきました、でも店入るときにぎっくり腰になってしまいました」とメール送ると、怪しい客が東京から来たことが佐藤さんから元永さんにすでに通報されていた。Sake Shop Satoには何の落ち度もないが、ある意味非常に高くついたウイスキーだった。

話は変わるが、信濃屋のウェブ上では予約で完売してしまったBBRのDailuaine、1992年22yoを実店舗、というか世田谷代田の本店で発見。大のDailuaineファンとして、手に入れられて本当にうれしい。
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またもう一つ嬉しかったのは、先日アイラの蒸留所の200周年縛りシリーズ、Lagavulin、LaphroaigArdbegを飲めたこと。Lagavulinはまだ8年なので軽さがあるが、それも美点、というか軽快な感じで旨い。これが日本に8000円程度で入ってくるのであればぜひ2本ぐらい買いたい。Laphroaigは以前飲んだが不覚にも酔っぱらってどんな味だったか忘れてしまったのだが、改めて飲んでみて出来の良さに驚いた。2本確保しておいてよかった。信濃屋本店でまだ売っていたので、気になった方はぜひGetしていただければ。ArdbegのPerpetuumは他の2本と比べると何となく有難味が薄い。

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腰痛の痛み止めを飲んでいるせいで、ちょっと飲むだけですぐ眠気が襲ってくる。早く運動できる体に復活して、健康的に酔っぱらえるようになりたい。