オチのない最近の飲み食いの記録 2018年2月
築地場内 山はら
会社の同僚が、「このブログ読んでみてくださいよ、行きたくなりません?この店」とメールを送ってきた。久しぶりに読んだよこんなに前のめりなブログ。
でも読んだ後、築地が移転してしまう前に一度は行っておかないと、と猛然と思い、越乃寒梅の大吟醸、宮城峡、知多、ニッカカフェモルト等を持参の上で40年ぶりの寒気が東京を襲う中、築地場内を目指す。
熱く語るのは避けるが、湯引いた鯛やマグロからしてすごい。 そして焼いた鯛がまるっと一尾鍋に沈む。出汁をとるために。香ばしさがスープに染み出る。
アンコウがやってきた。土手鍋みたいにぐつぐつ煮るのではなく、しゃぶしゃぶっとして食べるのだ。
そしてペーパータオルにくるまれたあん肝がやってくる。見るだけで足の親指の関節がうずく。
鍋が完成。大人数で行かないと物凄いボリュームで最後まで美味しくいただけないので注意。最初に入れた鯛の身もほぐしながら食べる。そして〆の雑炊。正直ここまでたどり着くのは大変で、大食いの男性10人で鍋を二つ囲むぐらいがちょうどよい。
豊洲に行くと今の値段では到底やっていかれないということで、移転までの営業、その後は店じまいだそう。行ってみたい方はお早めに。
ごちそうさまでした。
熱海網代 さつき鮨
伊豆の実家にバイクでふらっと向かう途中、あ、そういえば網代の鮨屋で旨いところがあるとどこかに書いてあったな、と思い出し、立ち寄ってみた。
国道沿いから一本山側に入った道をちょっと曲がったところ。一度泊まってみたいと気になっている大成館という旅館の近く。
3連休の初日の午後1時半ごろだったのだが、暖簾をくぐると先客はなく貸切状態。ご主人に上にぎり一人前をお願いするとテンポよく握ってくださった。タネが少し薄めだが長いのが特徴。シャリも少し平たいのが珍しい。握ってもらったらすぐ食べるようにしているので写真は撮らずじまい。最初に中トロが出てきて少し驚く。赤身と〆たアジが気に入った。クラシックなお鮨。
バイクに戻るとなぜか左後ろのウインカーのカバーがなくなっていて電球がむき出しになっていた。どうしたんだろう。謎だ。
香取 いちご狩りと佐原 小堀屋本店のそば
そういやこの時期は毎年いちご狩りに行っている、というのをすっかり忘れていたのだが、Facebookが思い出させてくれた。
首都高に乗って東関道を佐原香取まで。都心からは1時間程度。水の郷さわら、という大きめの道の駅があるのだが、国道を挟んで反対側にあるのがいちご狩りができるさわらリバーファーム。比較的新しいので空いており、去年から我が家のいちご狩りはここ。
今年は例年より寒いこともあって、2月第一週の時点ではまだ少し早く、去年と比べて熟していないいちごが多かった。でもご覧のように大きいものもちゃんと見つかる。
お腹いっぱいになるので、お昼ごはん食べずに行くのがお勧め。
その後、あみプレミアムアウトレットで家人の買い物に付き合い、また佐原に戻って小堀屋本店で軽くそばを食べる。昆布が練り込んである黒いそば。
べらぼうに旨いわけではないが、雰囲気とのど越しがよく楽しめた。その向かいにある古本屋の老夫婦が一丁ずつ手焼きで焼いているたい焼きも旨いのでお勧め。
来年のための備忘録的に書いておくが、佐原の山田屋 別館という鰻屋が美味そうだ。鰻好きとしては一度行かざるを得ないだろう。
帰り道、クルマに積んできた家の中で使っていない家具やランプなどの電化製品を四街道のブックオフの家具版みたいなところで処分。粗大ごみで捨てるとお金がかかるのに、ほんのわずかな値段ではあるものの値付けしてくれて引き取ってもらえて助かった。断捨離できてクロゼットがすっきりしてよかった。
神田 三州屋
居酒屋放浪記でも登場する神田の老舗の居酒屋。いわしの煮つけが旨い。マラソンを走った後、グリコーゲンを使い果たしたせいかめっきり酒が弱くなり、焼酎のお湯割り2杯飲んだら酔いが回るようになってしまってあまり長時間楽しめない。刺身の盛り合わせも角がきりっと立っていて新鮮さがよくわかる。いつ行ってもにぎわっている、というのがよくわかる老舗だった。
代々木公園 タラモア
安定のタラモア。ガストロパブ、という呼び名がいいと思う。食べ物がちゃんとしているパブ。スモークされたサバとともに先日家飲み用に大人買いして未開封だったTullibardine The Murrayを頂く。
まだ若いからアルコールのアタックが若干強めだが、その奥にはファーストフィルバーボンバレルならではのフルーツ感と麦芽の甘さが感じられ、余韻もしっかりして楽しめた。これは我が家で口開けするが楽しみだ。3本まとめ買いして正解。
そして柔らかめのシェリー樽熟成を、と言ってゆかさんに出してもらったのがOld Pultney Pentland Skerries。綺麗なシェリー樽熟成で、好きな人は無限に飲めそうなぐらいスムース。
リッターボトルでこのくらいのお値段だったら家飲みに最高ではなかろうか。
BBR ベリーズオウンセレクション ダルユーイン [1992] 22年 #3137※こちらは出荷まで2-3営業日お時間を頂戴する場合がございます。
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