東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

最近食べた茶色い食べ物をひたすら上げていくスレ その3

前回から1年4か月ぶりですが、「最近食べた茶色い食べ物をひたすらあげていくスレ」その3となります。美味いものはたいてい茶色いのだ。あんまり茶色くないとかそういうことは言わないようによろしくどうぞ!

横浜中華街 南粤美食(なんえつびしょく)

先日土曜日の夜、予約なしでふらっと行ってみたらたまたま入れて超ラッキー。
今度放映される孤独のグルメシーズン8の初回に登場するようなので、しばらく再訪できないだろう。

黄ニラと貝柱の卵炒め。

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空心菜と牛肉の炒め。

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海老雲吞麺。

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伊府麺。上に乗っているのは多分エビの卵。

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二階の席に通されたのだが、奥の円卓にいたベトナムフェス帰りのアイドル好きな「おおきなおともだち」8人連れが、紹興酒が来ると「あさはらサイコー!しょうこうしょうこう」とかここでは書けないような下ネタを尋常じゃない声のボリュームでずっと言い続けているので年頃のムスメを連れたトーチャン的にはやや切れ気味。

こういう伊府麺は他ではなかなか食べることができないので食べられてよかった。黄ニラと貝柱の卵炒めや牛肉と空心菜の炒めなど、特段手の込んだ料理ではないのに滋味深いのはすごい。海老雲吞麺は独特の粉っぽさがB級グルメ的でよかった。

 

 

大阪梅田阪急東通り 美舟(みふね)

梅田から歩いて5分ぐらいのところに昭和を煮詰めたようなお好み焼き屋がある。

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中もこんな感じ。一人席に座るのだが、狭すぎてまっすぐに座れない。f:id:KodomoGinko:20190911215934j:plain

小学校の机ぐらいの大きさのテーブル上に鉄板が置いてあり、そこでお好み焼きか焼きそばをいただく。

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こんな感じ。鉄板が暑く冷房も弱いので汗だくになりながらビールを飲み、粉物を食べる。

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こんな昭和を絵に書いたような店内に70年代のハードロックがかかる。大阪らしくていい店だ。 

 

小手指 うなぎ屋酒坊・画荘 越後屋

ヌルヌル系嫌いな方はごめんなさい。小手指越後屋で琵琶湖産の天然ウナギを食べた。養殖ものと比べて大きさが半端ないし色も圧倒的に濃い。

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天然の中で一番大きいのを選んでさばいてもらった。
下の写真、上の深緑の飴色をしたものが天然もので、下の青っぽいのが養殖もの。まるで別の魚のようだ。

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開いてみると大きさの違いがさらに明らかになる。養殖ものはお重にきちんと収まるのが良しとされているのであえて大きくさせない、というオトナの事情もある。

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養殖ものもさっぱりしておいしいのだけれど、天然もののしっかりとした触感と味の濃さには叶わない。大きすぎるとうな重にならない上、天然もののしっかりとした弾力を楽しむために蒸さずに関西風に地焼きにしてどんぶりにしてもらって食べた。上の大きいのが天然、下の小さいのが養殖で食べ比べ。
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サステナビリティ的に問題があるのはわかっているのだけれど、美味しくいただきました。肝吸いの肝も半端なく大きい。

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本当に絶滅が危惧されるのなら供給が少なくなり、需要があまり減らないとするとどんどん値段が上がるはずで、そんな値段ならわざわざウナギ食べなくてもいいじゃん、という人が増えて結果的に市場原理に基づいて資源が保護されるはずなのに、「絶滅危惧種なのに安く食べられるので大量に消費されて絶滅しそう」ってのは矛盾以外の何物でもなく何かが根本的におかしい。ちなみに天然のウナギはさすがにいいお値段しましたがこちらは確信犯なので全く悔いはない。

 

 

池尻 THE BURGER SHOP

差別と非白人を心から嫌うどこかの国の大統領が今年の春に来日した際に千葉のゴルフ場まで出張ってハンバーガーを提供した店。メニューにはパテ2倍の特別なチーズバーガーが。

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この写真見て「この量は無理かもしれない」と怖気づき普通のアボカドバーガーをいただいたがペロッと美味しくいただいてしまったのでやっぱりトランプバーガー食べるべきだったかも、と反省。

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素敵な色白の和風美人がバンズとパテを焼いてくださったのだが、その方がオーナーだったそうだ。

それほど遠くないところに外務省の寮があるから、「あそこのハンバーガーだったらコーラとバーガーキングしか食べないエアリーヘアのおっさんでも機嫌損なわずに食べるやろ」と外務省の儀典担当が思いついて白羽の矢が立ったのかもしれない。おいしいです。

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担担麺ピリリ 神田店

水天宮前にある本店には何度か行ったことがあったが、神田店が出来たので行きやすくなり最近よく訪れる。汁なしの白ゴマと黒ゴマ、汁あり、成都式のすべてを食べたことがあるが白ゴマと成都式が好き。

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丁寧にちゃんと作られていて好感度高い。そして辛めで頼むと辣油と花椒胡麻のペーストのクリーミーさに負けない力強さで、食後に水飲むとめちゃくちゃ甘く感じて自分の舌が痺れていることがわかる。ただの水なのに。

そして麺の味わいが深いのがここのいいところ。胡麻の甘みに隠された唐辛子と花椒のカラシビを麺を噛みしめた甘さで中和したくなり、ついつい麺をがっついて食べがちなのだけれど、麺そのものが旨いので急いで食べてしまうにはもったいなく、よりじっくり味わうために食べるスピードを下げなければ、落ち着け俺、と自分に言い聞かせながら食べる。おいしいものを慌てて食べてもいいことないからね。

 

森下 桜鍋 みの家

東京らしいところで食事したい、と知り合いに言われたら皆さんどこに連れていくだろうか。
私は森下の桜鍋、みの家に連れていくことが多い。馬肉を食べられない人は神田の鶏すき、ぼたん。
どちらも風情ある木造建築。みの家は戦後に建てられたそうだが趣深い。

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靴を脱いで座敷に上がり、下足番のおじさんから木の札をいただく。そして広い座敷には座布団が敷かれていてそこで多くのお客さんと鍋をつつく。

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桜鍋のロース2人前。甘い味噌味で頂く。1人前2500円、馬刺し1900円なのでビール飲んで玉子とご飯で〆ても一人5、6千円程度。桜鍋も甘辛い味噌と相性がよくビールが進む。すき焼きのように玉子にからめて食べるのがすごくおいしい。最後のTKGも。
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リーズナブルなお値段で江戸の風情を色濃く感じられる、ある意味テーマパークのようなお店。東京にいるのであれば一度は行ってみるべきだと思う。丸の内線を淡路町で乗り換えて都営新宿線に乗り、森下の駅からすぐ。都心からのアクセスも悪くない。

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連れてきて感心しなかった人はこれまでいなかった。何度も来ているけれど来るたびに改めていいな、と思う。

 

 

www.e-minoya.jp



四谷 広東料理 嘉賓

この潔さを見よ。何の具も入っていない焼きそばを。ネギと生姜を油で炒め、その油で麺を炒めてオイスターソースで味付けした一品。それなのに何なのこの旨さ、反則反則~(ヨッピー風)っていうぐらいしみじみと旨い。
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細切りレタスのカニ肉、豚肉入り五目あんかけと雲呑スープを合わせて注文。ホワイトペッパーの辛さと蟹と豚、干しシイタケの味がしみ出したあんの甘さと旨みが混然一体となったところをシャキッ、パリッとした千切りのレタスが受け止めていてとても印象的。
雲呑スープに入っているレタスがスープとごま油の旨みを吸っているにもかかわらず硬すぎず柔らかすぎずとてもいい感じ。

薄味のスープと雲呑のエビのしっかりした味とのマッチングが素晴らしかった。

横浜中華街まで行かなくても、ここ四谷の嘉賓と三宿の新記で大体間に合うかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

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