東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

マレーシアで旨かったもの

マレーシアで旨かったものその1。チャイナタウンにある「冠記」で食べた雲呑麺と叉焼麺。1人前6リンギット、200円しないぐらい。マジでこの椅子座ってこのテーブルでこの箸と食器で食べるんかい、という小汚さ。難波花月の近くのたこ焼き屋、わなかでのイートインを思い起こさせる。小汚さ的には冠記は1.5倍増しぐらい。でも雲呑麺は絶品、澄んだ魚介系の出汁が効いたスープはその上品さが店の見た目とすごいギャップがあり、かなり細めの麺によく絡む。雲呑の餡は噛むと海老の旨みが沁みだしてくる。

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叉焼麺は焼きそばで、甘い甜面醤系の味付けがされた麺の上に乗る叉焼も焼き目がしっかりついているけれど中はジューシー。麺と叉焼と青菜の完璧なコラボレーション。付け合わせに先ほどの雲呑麺の麺抜き、胡椒入りのスープが出てきてこれも旨い。毎日食べても飽きなさそう。

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下の写真の右側のパラソルの奥に店がある。知らないとかなり入りにくいし、知っていても中見るとちょっとおじけづくかもしれない。

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旨かったものその2。ランカウイ島「強師傳 (Quang Shi Fu Seafood Restaurant)」で食べたGrouper、老虎斑という魚。日本だとハタなのかなあ。蒸しあげて紹興酒と醤油の味付け、揚げ大蒜と生姜付き。写真撮り忘れて大失敗。
ランカウイ島の中で最も栄えている街Pantai Chenangをそぞろ歩きしているうちに、中国人でにぎわっている旨そうなシーフード料理屋があった。予備知識なくふらっと入ってみたらこれが大正解。店の前の水槽に魚が泳いでいて100gいくらと書かれていて、これ食べたい、というとその場で重さを量って値段が決まり、後は調理法を指定するだけの明朗会計。ハタの蒸し物以外に伊勢海老のバタークリーム炒め、干しナマコと野菜の炒め物、かにチャーハン食べたけれど本当にどれもおいしくてびっくり。伊勢海老は高かったけれど、それ以外は超リーズナブル。店の中を覗いてみて、中国人の家族が大勢で祝い事をしているような店は多分外れがないんじゃないかと思う。
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その3。クアラルンプールの屋台で有名なアロー街にあるW.A.Wレストランで食べたカニの黒胡椒炒め。甘くて白いカニの身が黒胡椒の辛さで引き立ち、無限にビールが飲める。あさりの大蒜生姜炒めも旨かった。この店は食べ物は旨いのだけどサービスが最低なので心して行った方がいい。休暇中のテンションだったので耐えられたけどいつもだったら舐めた口きいた店員の胸倉つかんで椅子蹴り飛ばして帰ったかもしれない。だけど食べ物は悪くない。ちなみにシーフードレストランのように思われているが実は手羽先の店。
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クアラルンプールのアロー街で食を楽しむためには一軒目で満腹になるまで食べずに、屋台をいくつかはしごするのがいいんじゃないかと思う。大阪食い倒れ方式。自分の好きな串を選んでバーベキュー焼いてもらう、というシステムの屋台があって、写真の人の顔の横にある50リンギットの値札が付いているのは蛙さん。1500円近いって高いね。食べなかったけど。

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BBQ屋さんだけではなくて果物も買い食いできる。当然ドリアンに挑戦。鼻が曲がりそう、というほどではないがやはり硫化水素臭い。そのあとにクリームのような甘みが追いかけてくる。どちらかというとマンゴスチンの方が好きかもしれない。

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その4。ステーキも旨かった。Lucky Bo Cafeにて。1.4㎏ぐらいあるトマホークステーキ。値段は下手すると東京の行きつけの店の方が安かったかもしれないけれど、どうしてもステーキ食べたくなって美味しくいただいた。ミディアムレアの焼き加減も絶妙。街の中心からは離れた住宅街の中にあるのでGrab(Uberと一緒のスマホベースのタクシーサービス)で行くのがいいと思う。
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しかしGrabは本当に便利。こちらのタクシーはメーター制のものと値段交渉が必要なものがあるのだけれど、土地勘ないところでタクシーの値段交渉するのは相当難しく結果的に割高につくことが多いし、メーターでもいくらかかるか分からないが、Grabだと乗る前に値段が確定。そしてタクシーより基本安い。ちょっと出かけるぐらいなら大抵10リンギット、300円以下。クレジットカード登録しておけばリンギットの現金の持ち合わせを気にする必要もないし、行先も発注時にGoogle Mapで指定してGoogleがナビゲートしてくれるので、どんなにマイナーな店に行こうと思っても言葉の壁もなく大丈夫。遠路はるばる行きたい店になんとしてもたどり着きたいと思う食いしん坊はスマホにダウンロードするのをお忘れなく。絶対後悔しない。

他の交通手段(普通のタクシーも含む)に対する価格競争力、迎車時間の短さ(当然迎車料金も発生しない)、言語の壁がなく目的地を正確に伝えられて到着可能、価格が先にどの程度か分かり発注した時点で確定している安心感、簡単かつ迅速な決済などほとんどの点でこれまでのタクシーと比較して圧倒的に便利なので、日本でも導入してもらいたい。というか導入されたら大抵のタクシー会社は淘汰されそうだ。

その5。新峰肉骨茶。そもそもマレーシアのことは何も知らなくて、いつも拝見しているTakiさんのブログをそのまま参考にしてMandarin Orientalに泊まったりランカウイ島にいってTanjung Rhu Resortに泊まったりしたのだが、彼のお勧めの食べ物が肉骨茶。スープのものとドライのもの両方食べてみた。スープのものも旨いが、汁なしのものは濃い目の味付けで無限にご飯が食べられそうだ。南の国で汗をたくさんかいた後の味の濃いものは旨いに決まってる。サウナの後もそうだけど。

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以上、帰国早々に記憶が新しいうちに備忘録も兼ねて。英語が通じるしLCCも飛んでいるし金曜日半休取って夕方5時のフライト、クアラルンプール夜11時着で行って日曜日羽田に夜10時に着くANAの便で行く2泊3日の旅でも満足できると思います。空港から市内まではGrabがやっぱりおすすめなのでダウンロードお忘れなく(ホテルで空港までタクシー頼むと160リンギット、Grabだと少し大きいクルマを頼んで75リンギット(通行料込み)だった)。

walking-gourmet.hateblo.jp