東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

フォトジェニック村上

大好きな村上で印象に残った場所をアトランダムに挙げていく。

益甚酒店。文化庁の文化遺産に登録されている昭和9年築の町屋。雪国なのにもかかわらずとても丁寧に手入れされていて今も現役。

新酒ができたことを告げる杉玉と一斗樽。地元の酒蔵、大洋盛。
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中を見せていただくと昔お酒を量り売りしていた時代の酒瓶が置いてある。自分の屋号が入っているのもある。
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村上 千年鮭 きっかわにて。益甚酒店の隣で建物も続いている。こちらの建物も文化遺産、隣より古く明治築。

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塩引鮭を干しているところ。鮭が育った川に戻ってくる習性を利用して稚魚を放流する世界初の養殖は村上で始まったそうだ。米が凶作の年には鮭が豊漁で、鮭は村上の人たちの命を支えたそうだ。

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暗がりで干している鮭の身が陽に照らされて透き通って橙色に光るのが美しい。
f:id:KodomoGinko:20181016075003j:image屏風まつりでお披露目されていた由緒ある品々。
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村上牛専門店 江戸庄にて。村上牛レアステーキ丼(上)。
薄くそぎ切った村上牛のローストビーフにタレが絡んで、ご飯と一緒に食べると口の中で牛の脂が甘みとともにとろける。肉好きとしてはもっと肉だけがっつり食べたい気持ちもあるものの、上品な脂が口の中で溶けていく感覚はこれぐらいのスライスでしか味わえないので、ステーキはまた今度の機会に。

家人を連れて翌週再訪した際、家人たちはあまりの美味さに絶句していた。
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再訪した千渡里にて。もう何も言わない。
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と思ったけど一言だけ言うと、この村上牛のコロッケも最高。村上牛が美味いのもあるけれどコロッケそのものが出色の出来。
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家族を連れて再訪した週末はちょうど「宵の竹灯篭まつり」が行われていた。
一万三千本の竹の灯篭に蝋燭が灯され、ひっそりとした新月の夜の路地を幻想的にゆらゆらと照らす。

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このように村上はとても素敵なところだ。機会があればぜひ訪れてもらいたい。