東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

ブラックニッカ アロマティックがフライング気味に届く

先週転倒して走れなくなったバイクの応急処置が終わったとの連絡を受け、宇都宮で引き取って門前仲町近くのディーラーまで自走。東北道でそれなりにスピード出したが問題なさそう。修理の依頼をして帰宅したら、玄関にブラックニッカ アロマティックのケースが置かれていた。確か発売日は21日火曜日だったはず、なので2日ほどフライング。

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青いブレンダーズスピリット、黒いクロスオーバーと来て今年最後の限定発売の赤いアロマティック。

早速飲んでみた。

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淡い熟れたバナナの香りと薄い輪ゴムの匂い、口に含むと若草、コルク、アプリコットジャムとトフィーの甘味、フィニッシュは穀物の甘みが静かに消えていく。飲み疲れしない優しさでウイスキーを飲みつけていない人にも受け入れられそう。

黒のクロスオーバーは口開けしたばかりだとアルコホリックというかアタックがきつくてちょっと、と感じたが時間が経って柔らかみが増すとモルトとピートがしっかり重なり合って私好みの味に変わった。青のブレンダーズスピリットは最初から旨かったがアロマティックも同様に口開けしてすぐでもスムースな飲み口で旨い。

以下が現在の家飲みラインナップ。直近の一番のお気に入りはBBRのGlenGoyne13年、2000年蒸留、こればかり飲んでいるのですぐ無くなりそうで直近Longmorn1990年26年ものを開けたところなのだが、アロマティックもローテーション入り間違いなし。

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この価格でこの旨さならウイスキー初心者も含めて買ってみて損はないと思う。
限定発売で販売数量は12000箱。年間のブラックニッカの出荷量は360万箱(700mlx12本)なのでそのうちのわずか0.33%という言い方もできる。気になった方はお早めに入手されることをお勧めします。


 

 

宇都宮の南海部品でバイクに再会した時、リアのウインカーが割れたままで東京に帰るかどうか悩む。そのままだと整備不良で捕まるリスクがあり、すこし悩んでLEDのウインカーに換装したいとお願いした。親切な対応で作業を受けてくださった方は先週電話越しにバイクを受け入れて修理してくれること快く引き受けてくれた方。今日初めて会った彼が店の中でてきぱき働いているのをよく見ると歩き方がぎこちなく、左手も力が入らず不自由なよう。バイクの事故の後遺症なのだろう。

そんな彼がバイクで転んだ私にとてもにこやかに対応してくれ、複雑な気持ちになった。家族のために事故のないよう東京に帰らないといけないと改めて思ったが、失ってからでないと分からないありがたさもたくさんあり、ありがたさに気づける人の方がもしかすると人にやさしくできたりして幸せなのかもしれないとも思う。人に親切にされると自分の至らなさを思い知らされて辛くなる。本当はとてもありがたいことなのだが。