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Islay Whisky’s blog

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 その1 その2 その3
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

リリーフランキーのアイラ島紀行 「聖地巡礼」を見る

アイラ島にて Bowmore Ardbeg Bruichladdich Kilchoman

いつものように渋谷のバーで飲んでいたら、「これ、リリーフランキーアイラ島に行って蒸留所巡りをするドキュメンタリー、裏で見ていってください」と言われた。裏、といってもカウンターの後ろにあるソファー席のこと。バーでソファー席に一人座って暗闇の中でDVDを観るのも何だか照れる。お言葉に甘えてDVDをお借りして家で見ることに。

知らなかったのだが、今年の1月、すなわちマッサンブームが超盛り上がりを見せているころにWOWOWで単発の紀行番組として製作されたらしい。

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私的にはリリーフランキーといえばSPA!みうらじゅんグラビアン魂でグラビアアイドルを巡る中年の妄想を語るゆるーい会話をしているおじさん、というイメージしかなかったのだが、アイラウイスキー好きだったとは。どうやらBowmoreが一番お好きなようで、世界で一番行ってみたかったところがアイラ島、だったそう、だ。

リリーフランキーのハの字の眉毛をみていると、孤独のグルメの原作者の久住さんと実はソックリさんなのではと思った。髪の毛の量は2000倍ぐらい違うが。

 

一人旅ではなくて、行きつけのバーの篠崎さんと一緒に旅に出る、ということだった。調べてみると六本木通り沿いにあるCask Strengthの方らしい。去年のクリスマス前、一度Cask Strengthに行ったことあるのだが、大箱だったにもかかわらず満席で入れなかった記憶がある。

 

まず二人はグラスゴーへ。一泊してランドローバーのDefenderに乗ってケナクレイグ、そこからフェリーでアイラ島、という去年の私と全く同一の入り方。フェリーに乗ってポートエレンが近づいて、白い壁に黒字でLaphroaigなど蒸留所の名前が書かれているのを見ると「アイラに来たぞ!」と叫びたくなるような気持ち、分かるわ~。やたらと通り雨が降るので虹がたくさん見られたことも懐かしい。

前後編それぞれ45分ずつで、BowmoreArdbeg、Kilchoman、Bruichladdichの4つの蒸留所を巡る。番組はアイラ島の雰囲気を味わってほしいという製作者側の意図なのか、あまり情報を詰め込むことがない。景色を映し出しながら謎の詩がテロップで流れる時間が非常に長い。

 

こちらはBowmoreの熟成庫でシェリー樽に入った2000年蒸留の14年物をバレルテイスティングしているところ。とても美味そうで、だから羨ましい。

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Bowmoreの蒸留所の横で、窓からフロアモルティングを行っているところが見えたのでのぞき込んでいたら、鍬で麦を梳いている人と目が合ってお互いびっくりしたことを思い出す。

 

Kilchomanでは新しい蒸留所、ということで2年熟成のウイスキーをまだ名乗れないニュースピリッツの紹介がされていた。やはり世界的なブームの中でも、初期投資を回収するまで最低3年、普通は10年かかるウイスキー作りのビジネスのリスクの高さを改めて思い知らされる。

 

瓶詰めされたものを日本で飲むと商品、という感じがするが、実際に作っているところから見てみるとウイスキーは農産物だ、ということを強く感じる、とリリーフランキー氏が言っていたがまさに同感。麦を発芽させ、熱を加えて発芽を止め、砕いて湯で麦汁を作り、それを時間をかけて酵母で発酵させて蒸留して樽詰めしてさらに熟成させてから瓶詰め。まさに農産物。

 

私はBruichladdichは訪問できなかったが、再開後こだわりの強いウイスキーづくりを行っているところが映像からも伝わってきた。昼過ぎにDVD見ていたのだが、明るいうちから飲みたくなり、久しぶりに去年アイラ島の帰りにエディンバラで買ったCadenheads Authentic CollectionのBruichladdich 21年を引っ張りだして飲んだ。しみじみと美味い。なくなったら悲しいのでもう1本買おうと思ってウェブで調べたけれどどうやらもう買えないらしい。そういった一期一会なところもまさに農産物的である。

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我が家の写真をすべて保存していたハードディスクが吹っ飛んだので、ここしばらくの旅の記録がすべて失われてしまったのだが、「聖地巡礼」を見て記憶を新たにすることができてとてもありがたく思った。