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ウイスキーの聖地アイラ島への訪問のまとめと趣味に生きる男の生活について書いていきます。

アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。

訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目

蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore

アイラ島写真 その1 その2 その3

アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

1946年蒸留の52年物Macallanを飲む

Craigellachie Macallan Caperdonich Arran バー 閉鎖蒸留所

1946年蒸留の52年物のMacallanを飲んだ。「次の年末年始にはこのボトル開けようと思っています、よかったらまた来てください」と昨年言われた津のAmberにて。Macallanなのにピートで焚いた唯一のビンテージ。戦時中で石炭がなく「ウイスキーロールスロイス」が泥炭で焚かれスモーキーなフレーバーが付いた。またピートで焚いたMacallan飲みたいな、などと言うドイツ人がいたらなかなかシュールだ。一度ピートで焚くとなかなか香りが取れないというが、1947年も薄くピートが香ったのだろうか。

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翌朝クルマで出発というのに、金曜日の仕事の後会社の同僚と焼鳥屋でビールとワイン1本ずつ開けた後新橋のバーCaperdonichで飲んでしまう。

f:id:KodomoGinko:20170109224010j:plain右のボトルから順々に飲んでいったのだが、どれも外れがない。あまり世に知られていないバーなのかもしれないが居心地もよく置いてあるボトルの趣味もとてもいい上に良心的な価格設定なのでお勧め。

そして土曜日の朝起きると微妙な血中アルコール濃度を自覚。コーヒーその他の水分を摂取してしゃきっとしたところで東名に乗る。

土曜日の朝に東京をクルマで出て、津で一泊して日曜日早朝に伊勢神宮参拝して神宮会館泊、翌日成人の日に再び早朝参拝して帰京、というスケジュール。家人向けには「伊勢西ICと伊勢ICは通行規制で降りられないので、規制が始まる朝8時45分までに伊勢市内にいるには津から朝一で出発するのが一番」、と説明していたが、なぜこのスケジュールなのかの本当の理由は先述の通り。

 

道中それほど混んでおらず富士山が美しく見えた。新東名を調子乗って走っていたら走行車線のバスの陰に隠れていたパンダみたいな車が追越し車線を行く私のクルマの後ろについて赤色灯回した時点で気づいてブレーキ踏んだが間に合わず。次のサービスエリアに連行。


数年ぶりにパンダカーの後部座席に座らされ、「スピード出していたことは認めます。でも追尾始めて赤色灯回した途端にブレーキ踏みましたよ」、と言うと案の定計測できておらず。
結局追越し車線を2㎞以上走ったという通行区分帯違反、1点6000円の青切符をいただく。不幸中の幸いというべきか。高速バスの前にぴったりついて隠れていて2㎞以上追越し車線を走ったことを目視できたはずはないのだが、スピード違反も通行区分帯違反も認めない、となると相当揉めるしあるいは下手して血中アルコール濃度が残っていてもシャレにならないので俺のファンのおじさん二人にサインをくれてやった、と思うことにした。指紋の捺印も。

放免された後は、次は死んでも捕まらないぞと心に固く誓う。皆様も新東名で高速バスや大型トレーラーを抜く際にはお気を付けください。家人曰く去年も名古屋近辺で覆面パトカーをぶち抜いた途端に気が付いて慌てて減速したらパトカーの後部にある電光掲示で「スピード超過」という素敵なメッセージを頂戴したらしい。覚えてないけど。

運転しながら腹が減ったので東海道随一の宿場町桑名にて焼きハマグリを食べる。その手は桑名の焼き蛤、というやつ。麻雀する時の「そいつは東芝日曜劇場」的なクラシックなやつをやってみたかったのだ。はまぐり食道という駅前の店に入り、ハマグリ定食とハマグリフライ定食、焼きハマグリを頼んで家族3人でむしゃむしゃ食べる。ちょっと高いがハマグリ美味い。ひつまむしのようにお茶漬けのように見えるご飯の中にはハマグリのしぐれ煮が入っていて、最初はそのまま食べ、それから急須に入っただし汁をかけていただく。そして焼きハマグリ
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夕方前に津に到着。城跡近くのホテルにチェックインし、旧伊勢街道のうら寂しいアーケード商店街をふらふら歩く。電器屋さんのショーウインドーにはこんなものがあった。

f:id:KodomoGinko:20170110224004j:image松阪牛で有名な朝日屋を冷やかし、駅前の居酒屋伊勢門にて地元の魚介や肉をいただいて満腹になり、家人たちをホテルに帰してから満を持して私だけAmberへ。

一年ぶりのカウンター、男女二人連れの隣に座る。その二人はウイスキーマニア的な人で、すでに彼らの目の前には箱ごと件のMacallanが。まず一杯目は鷲のマークの大正製薬、じゃなかったArranのGolden Eagle 1999年。

腹も満ち足りているのでゆっくり飲む。一人で黙ってバックバーにらみながら酒飲んでいるほうがウイスキー談義に花を咲かすよりもウイスキーマニアっぽいのかもしれない。カウンターからオーナーの女性が声を掛けてくれたので、「一年前にお邪魔した時にこのウイスキー開けると伺っていたので、お伊勢さん行く途中改めて来てみました」と話す。だが去年おっしゃっていた値段でそのまま出しているとすると正直赤字なのではなかろうかと思うので、それだけ目当てだというとスーパーで特売品しか買わないおばさんのようだ、と少し反省する。

Craigellachieのボトラーものをいただいた後でついに女装が、じゃなかった助走が終わってMacallanお願いすることに。よく考えたらMacallanはCraigellachieにあるのだった。箱だけでもオークションで何万円もする、そうだ。ウイスキーの箱に鍵がついているというのも初めて見た。肩の赤いラベルには誇らしげに数字ではなく大文字でFIFTY TWO YEARS OLD、と書かれている。うちの母親が1歳だったころの蒸留か、と思うとさっき見たVictorの犬の人形が懐かしいというどころの騒ぎでないことに気づき、時の重さで胸が重たくなる。年だけなら私も7年後には負けなくなるのだが。

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とてもスムースな飲み口で一瞬加水されているのかと思ったが、時の流れで自然にアルコール度数が下がったため。ピントのボケる感じは全くせず、凛とした上品なストラクチャーが舌の上で感じられ、酸味の弱いタンジェリンのようなあるいはアプリコットを感じさせる甘みと軽いヴァニラが流れた後にピートの香りがほのかに鼻の奥で震える。これを飲んでピートが強い、という人はいないだろう。とても美しい、痩せて背の高い老婦人を思わせる。最初に「これは旨い!」と叫びたいようなものではなく、飲むうちにじわじわと圧倒される。


そもそも考えてみると、スコットランド銀行の10ポンド札の裏にMacallanのポットが描かれている、というのはすごいことだ。

 


隣の二人連れが引き揚げたので同い年と判明したマスターと少しウイスキー談義。次に何飲むか、というのもなかなかな難問。Macallanなのにピートというレアもの、からの流れでCaperdonichなのにシェリー樽、それも70年代のCadenheadのAuthentic Collection、というレアものを試す。

f:id:KodomoGinko:20170109223945j:plainそもそもこのAuthentic Collectionは欧州向けで今でもあまり日本に入ってきていないうえ、最近80年代ものも手に入らないのに70年代蒸留、そしてCaperdonichという閉鎖蒸留所、そしてこちらの蒸留所は多くがバーボン樽熟成なのにこれはシェリー樽、という意味で先ほどの52歳のスペイサイドの老貴婦人と負けず劣らずレアなのだ。マニア向け過ぎて知名度ないけど。

幸せな夜を抱えたまま津の人通りのない寒空の下一人ホテルまで歩き、二晩連続でスコットランドの液体が身体の中を駆け巡るまま床についた。

翌朝生憎の天気の中、外宮参拝、内宮御垣内で公式参拝、そして御饌をお受けしておかげ横丁の白鷹三宅酒店で1合立ち飲み、そして赤福本店というお決まりのパターン。そして月読宮に行き、4つ並んだまだ新しいお宮に感銘を受け、翌朝日の出前から内宮に改めて参拝して帰ってきた。

 

今年一年が良い年でありますように。

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一年前に初めて訪問した時の記事はこちら。

Amber

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BAR CAPERDONICH

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