信濃屋巡ってお宝ハンティング
革もいいし、思っていたサイズ。少々追加料金払ってもいいので内貼り変えてもらえるか聞きたくて店員を呼ぶ。
「東レのウルトラスエード使ってあるとホームページに書いてありましたが、同じウルトラスエードの中にある薄紫色のものに変えてもらうことは可能でしょうか、もちろん追加料金は払います」「いえ、お受けできません」「少々値段が高くなってもいいので、お願いできませんでしょうか」「いえ、それはちょっと」
そしてその隣はCaol IlaのUnpeated15年2014年ボトリング。最近バーで飲んで感激し、自宅用に苦労してウェブで探し当てた一本。わざわざアイラのウイスキーでピート使ってないものを、という人も多分いると思うが、これが旨いのだ。いつか飲む機会が来る日までいい状態で眠れるよう、パラフィルムを巻き付けてLaphroaigとともに自宅の倉庫の奥にしまった。
昨日は娘がツクシを採りに行きたい、というので池尻大橋まで散歩。せせらぎの道、という遊歩道の横に毎年ツクシが生える。昨年は不作だったのだが今年はにょきにょき映えている。お浸しにして食べたいというので形のいいものだけ選ばせた。20本ぐらい採れたところで、大きなレジ袋にツクシをたくさん入れた二人組が上流側から来たのとすれ違う。その二人とすれ違った後は、ぺんぺん草も生えない、という表現がまさにぴったり。一本も残っていなかった。あきらめて、川沿いに歩いて代田の信濃屋本店へ。
信濃屋のウェブサイトでは売り切れになっていたCaperdonich、BBRの復刻ラベル for LMDW (La Maison du Whisky)[1992-2015]を見つけ、これも確保。Caperdonichは以前飲んだ際大好きになったので、LMDW向けに厳選されたBBR、という二重の保険が掛かっているものを見つけられて嬉しい。だがラベルをよくよく見てみても、LMDW向けとは書かれていない。以前飲んだものには1991 aged 22 years Selected for WHISK-E Ltdと明記されていたのだが、今回はSelected for LMDWと書かれていなかった。店員に聞いても要領を得ず。しかしいずれにせよ、閉鎖蒸留所のBBRボトリングのものを1万5千円ちょっとで買えて得した気がした。
そして店内をウロウロしていたら、Arran The Bothy Batch1を発見。1本限り、とのこと。アラン初のファーストフィルのバーボン樽熟成後のアメリカンホワイトオークのクオーターカスクで18ヶ月以上追加熟成。Arranはこの前訪れたイチローズモルト同様、小さな蒸留器が2基しかない小規模な作り手。調べてみると全世界で12000本しか作られておらず、Arranの公式HPで確認してみるとArranのオンラインショップで54.99ポンド、すなわち今の為替で9000円弱で売られているもの、が税込み7000円で売られていて、これも保護。信濃屋、ちょっと良心的過ぎはしないか。これだから信濃屋チェックは飽きないのだ。