東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

色々と後の祭り

このブログのTwitter始めてから昔飲んだウイスキーの写真を引っ張り出して眺めていたのだけれど、意外といろいろ面白い。

下は2014年11月にロンドンに行った時の写真。Oxford St.沿いのデパート、Selfridgesで撮った。当時にしては日本のウイスキーのコレクションが充実していたので感銘を受けた。

上段一番左の山崎はミズナラだろうか。その隣がノンエイジで、その隣はパンチョン、値札は110ポンドと書いてある気がする。当時2万円弱ぐらいか。その隣の秩父は120ポンド。

その下の白州バーボンバレルは89.99ポンド、「役付き」にしては格安。白州12年は69.99ポンド、ノンエイジは49.99ポンド。
その下には竹鶴ノンエイジ、余市10年と20年、宮城峡は10年か。そしてフロムザバレル。FTBの43.99以外は値札が不鮮明。

今この値段で売ってたら在庫全部買いたい、って当たり前か。

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そしてその日にそんなに離れていないCayden Head'sに行ったときの商品リストがこちら。
右下のGlen Elgin18年が48.60ポンドって超お得だな。Macallan1989年蒸留25年が145.90ポンドってのも今からしてみれば信じられないし、Springbank21年172.60ポンドというのも悪くない。

結局私は「日本に持って帰って自慢できるものを教えてくれ」とお願いして出してもらったHighland Park22年を買って帰った。105ポンド。今でもまだ口開けしていない。

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2014年2月と記録にあるが、渋谷の公園通りからちょっと入ったところの小さなイタリア料理屋で撮った写真。
一人でふらっと食事しようと思って入って、カウンターの奥のボトルと目が合った。白州シェリカスク2013年。2本置いてある。
1本は口が開いていて、それを普通の値段でいただいたのだが、店員さんいわく「イタリア料理屋でウイスキー頼む人ほとんどいないんですよ」とのこと。こんなところに穴場があった、と思ってちょっとウキウキし、また来て飲もうと思ってしばらく忘れていて、ふと思い出して再訪したらもう店はなかった。右側の新品のボトル、あの時無理言ってショット売りの20倍ぐらい払って売ってもらえばよかった。

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ウイスキーも高くなった。そして飲んでしまえばこの世から消えてしまう。後悔先に立たず。手を伸ばしたらいつでも手に入る、という思いは勘違いで、ふと気が付いたらそこにあるはずのものが目の前からなくなっていってしまうのだろう。

 

 

 

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