東京ウイスキー奇譚

こだわりが強すぎて生きていきづらい40代男性の酒と趣味への逃避の記録

ウイスキーの聖地アイラ島訪問の詳細は以下のリンクから。
訪問記 アイラ島 初日 2日目 3日目
蒸留所写真  Ardbeg1 Ardbeg2 Laphroaig1 Laphroaig2 Bowmore
アイラ島写真 
アイラ島への旅行についてのアドバイス エディンバラ2日目  グラスゴー

  

居心地のいいバーの条件(の一つ)

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久しぶりにお邪魔した新橋キャパドニック。前回ドアを開けた時はすべての席が埋まっていて、諦めて帰ったことをマスターは覚えていてくれた。2か月ぐらい前のことだっただろうか。

一杯目はGlenrothes20年、Caydenhead。最近高騰気味のシェリー系なのに気軽に気取らず飲めるのがいい。Rothesを飲むうちに、いつもの渋谷のバーでよくお話しするKさんが入ってきた。新橋でお会いするのは初めて。かつてたまたま「新橋で飲んでいた時に」という会話になり、「もしかしてキャパドニックさんですか?」「やっぱり」となったのでいつかお会いするかも、とは思っていたもののそれでも驚く。やはり趣味が似ているので、行きつけになる店も似たような店が多く、必然的に行動範囲が似てきてしまうのだろう。面白い。我々二人で好きな店の情報交換すればすごく有意義かもしれない。
そういえばAmazonで「オススメ」される商品も、ビッグデータ分析で私と同じような買い物している人が高評価したものを勧めてくるアルゴリズムだから、それと一緒。

二杯目は「トロピカルフルーツを拾えるボトル」というオーダーをして出てきたTeeling。どの辺から持ってきてくれるか、選んでもらっている間楽しみだったがアイルランドときたか、と思ってちょっと感心。バランスの良い佳酒。
そしてまだ飲んでいなかったLaghloaigの今年のアイラフェスティバルのボトルをいただく。

この店は適度な距離感と「押し込まれた感」がないところが気持ちいい。

バーにて「押し込まれる」というのはどういうことか、客の立場からちょっと説明させてほしい。よくある話だが、ちょっとわかってるなこいつ、というような客が来て「こんな感じのをお願いします」と任されたときに、どのぐらいのものをいくらぐらいで出すか。店やバーテンダーが試される瞬間。売上のことを考えなければならない立場でもあり、純粋にいい酒出して客に喜んでもらいたい立場でもあり、そこのバランスは簡単ではないのだけれど。そこで「押し込んでくる」店とそうでない店がある。「押し込まれた」というのは客からしてみて勘定貰ってちょっとやられたな、と思う時。もちろん一杯ずつCash on Deliveryで払うわけではないから事後的にしか分からないけれど、大体これぐらいだろう、というのはまあある程度飲んでいるから分かる。そこから大きく外れていると「ああ、押し込まれたんだな」と思う。

誤解のないように言うと、好きなバーが潰れてしまったり、良くしてくれるバーテンダーがオーナーから言われている売上が達成できずにクビになってしまっても困るので売上に協力するのは全くもってやぶさかではない。でも初めての店やどうでもいい店で押し込まれると流石にまた来ようとは思わない。まあそれは自分の嗅覚が悪かった、ということで納得できる部分もあるけれど。

客として一番辛いのは、もう飲み足りたので本当は家に帰るべきなのだけど、あのバーにはしばらく寄っていないからあのバーテンダーさん元気か顔だけ見ていこうかな、と思って行ってみて「押し込まれた感」が出てしまう時。すでに別の店で飲んできているのだからいい酒出さないと、と思ってくれているのだと思いたいが、とてももやもやした気分で家に帰ることになる。

いい酒には喜んで高い金を払う。だが安くて美味い酒も世の中にはたくさんある。ちょっと割高だけれども一度は飲んでおきたい酒もあるし、隠れた安ウマの酒を知っておきたいときもある。かっこつけたいときも、そうでないときも。

多くの言葉を交わさないでも、どういうシチュエーションなのか想像力を働かせてくれたり、言葉だけに頼らないコミュニケーションがうまくいくバーが居心地のいいバーなのだろう。酒の知識や作り方だけ勉強したらバーのカウンターに立てるわけではないということだから、なかなか難しい商売だ。人が酒を飲みに行くにはいろんな理由があり、その理由から外れない酒が出されたと客が感じた時に客は納得して金を払う、すなわち居心地よく感じる、ということなのかもしれない。

でも今ふと思ったが、新橋ではまだお店に自己紹介していなかった気がする。随分前から伺っているのでいまさら感あってちょっと照れる。もういい年したおっさんなのに。

 

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ニューヨーク、ニューヨーク

久しぶりのニューヨーク。朝到着したJFKからのタクシーの窓の外は美しい初夏の景色が広がる。ごま塩頭のカリブ訛りの運転手に最近商売はどう?と聞いたら、Uberとの競争もひどくなるばかりで、減税あったけど大して関係なく、景気いいのは金持ちだけなのでは?とのこと。

マンハッタンは相変わらずやかましい。先が詰まっていると分かっている交差点で無理やり車の鼻先を渋滞の列に押し込み、信号が赤に変わって他の車の邪魔になって、盛大な抗議のクラクションが鳴り響く。クラクション鳴らしたところでどうなるわけでもないと分かっているはずなのに、まるで今権利を主張しないと今後二度と主張できなくなる、とでもいうような無慈悲さ加減。その神経が私にはわからない。そして多種多様なサイレンの音。まあ渋谷のスクランブル交差点の猥雑なうるささも冷静に考えると異常なので、慣れの問題だけかもしれない。

常宿にアーリーチェックインしたらなぜかスイートルームにアップグレード。100㎡超える部屋もらっても、一人で一泊するだけなのであまりうれしくない。でもトランプタワーが目の前。

午後から出社、翌日のプレゼンの最終調整にどれだけ時間がかかるか分からなかったのでディナーは予約しておらず、どこで食事してどこで酒飲むかは出たとこ勝負。とはいえ随分昔だがマンハッタンに都合1年弱ほど住んでいたことがあるので、土地鑑がないわけではない。

結局カジュアルにWollensky's Grillでさくっとフィレミニョンを食べた。クラシック。本当はPeter Lugerに行きたかった。終わってからせっかくなのでバーボンを飲みにいこうと思い、タクシー乗ってイーストヴィレッジへ。

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カジュアルな日本食レストランがたくさん集まる一角に「横丁」と漢字のネオンが出ていて、そこの建物の階段を上がっていくと看板も何もないAngel’s Shareというバーがある。初めて行ったのだが勘でここだろうと思いドアを押したらやはりバーだった。カウンターが10席ほど、テーブルもたくさんあって割と大箱でほぼ満員、にぎやかだ。

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たまたまカウンターが2席あいていて、そのうちの1つに陣取る。周りを見るとカクテルを注文している人が多い。そして客はアジア人が6割ぐらいか。バーテンダーからAre you ready to order?といわれ、では最初はカクテルにしよう、と思ってメニューのSmoke in your eyesを頼む。

シナモンとスパイスをバーナーで炙って燃やしたところにワイングラスをかぶせて煙を閉じ込め、そこにバーボンベースのカクテルを注ぎ込む、という手の込んだ少し甘めの一杯。

バーテンダーは2人いて、恐らくどちらも日本の方なんだろうな、と思ったので日本語でお話しするとやはりそうだった。流行っている上にカクテル頼む人ばかりなので忙しそうなことこの上ない。私は全然バーボンには詳しくないので、2杯目は珍しいバーボンがあれば、と言って出してもらった。

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気が付くといつの間にか隣に女性が座っていてモヒートを飲んでいた。何飲んでるの?と聞かれ、バーボンなんだけど実はよく知らないんだ、と答える。深圳出身でNYに住んでいて、直近もパリに行って帰ってきた、という。

このモヒート美味しいから飲んでみて、と言われて一口いただく。この時期のミントは美味しいね、と話す。単刀直入に「あなた何歳?40ぐらい?」と聞かれていやいやもっと上だよ、「じゃあ45?」いやもうちょっと上、みたいな会話があり、「じゃあ私何歳に見える?」とお約束の質問が来る。こういう場合は多分見た目よりも若目に言うのが大人の品格なので23歳?と言わされて彼女は26歳と判明。「しばらく前に彼氏と別れて」などと言い始め、林真理子の日経連載小説の登場人物か、というような展開。こっちはじっくりバーボン飲みたかったのに全然集中できない。

かつて取引先の会社の人が中国でハニートラップに引っかかってお部屋にお持ち帰りしたところに官憲に踏み込まれてしばらく娑婆に出てこられなくなった話を聞いたことがあり、よく考えると香港資本のホテルの部屋がなぜかスイートにアップグレードされているところから実はハニートラップが始まっていたのでは、という気もしなくもなく、聞かれてもいない娘の話などをこちらからしてお引き取りいただいた。まあ相手が単にプロだったのかもしれず、私の自意識過剰もしくは被害妄想だけかもしれず、答えは闇の中だが。

そういうわけで3杯目にいただいたバーボンも、少し枯れた感じが美味しかったということしか記憶に残っていない。折角いいものを出してもらったはずなのに。

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季節もいいしどこかのルーフトップバーで飲みなおそうかと思ったけれど、時差ぼけもあり酔いも回り、素直にホテルに帰った。念のためしっかり施錠した自分に少し可笑しくなった。

朝早く目が覚めアルコールが抜けていないことを自覚し、セントラルパークを軽く走ってから出社。会社で酒臭い汗をかくわけにもいかない。今回の出張のハイライトのミーティングは3時に終了予定。その後すぐに空港に向かい東京に夜9時15分に着くはずが、到着機材の遅れで5時間遅れ、夜11時25分発、羽田に朝2時25分着との不幸な知らせ。

仕方がないのでデスクを借りて溜まった仕事をやっつけた後、昔の同僚に電話して飲みに行こうぜ、と言ってみたが「ごめん今日具合悪い」とのこと。仕方がないのでヘルズキッチンクラフトビールバーまで一人歩く。ブロードウェイ沿いは巨大なコンクリートブロックが歩道におかれている。ソフトターゲットテロ対策、昔はなかった。

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54と9の南西角にあるバー、Valhalla。タップが20種類ぐらい並んでいる。スコッチもバーボンもあるがスタンダードしかないのでエールのお勧めを頼んだら、大好きなSam Adamsが出てきた。まあこれもスタンダードだけれど。

カウンターの一番端で暗い中NY Timesを熟読しながらパイントを飲んでいる若者、立ちながら仕事の話をしている同業者と思しきグループ、30代半ばの女性2人連れなどで6分の入り。

突き放すでもなく、構いたてるわけでもない適度な店と客との間の距離感が気持ちいい。万国共通のいいバーの重要な条件だと思う。グラスが空いてしばらくすると黙っていても寄ってきてくれて、一言二言喋り注文を受け、チップに短くお礼を言って離れて行き、また少しすると目くばせが来る。美味いよ、と軽くうなずくと向こうもうなずく。アメリカのヘヴィなIPA飲みたいんだけど、と言って出てきたのがこちら。

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小腹が減ったのでホットドッグを頼み、ついてきた手作りのフレンチフライをつまみにIPAを飲む。苦い中にも柑橘系の甘みが隠れていていくらでも飲めそうだ。だが念のため少し早めにJFKに行くことにし、サーブしてくれた店のTシャツ着たスタッフと握手を交わして店を出る。

慌ただしいNY訪問だった。そもそも最近慌ただしい。前の週末も会社のイベントで軽井沢に出かけて土日丸つぶれ。出張前日の月曜日は週末納車予定だったのに取りに行けなかったバイクを夕方引き取り、会社のビルの駐車場に停めて出張の準備の仕事を続ける。さあ帰ろうと思ったら、駐車場の営業が夜10時で終了していてバイクを出せない。NYから帰ってくるまで置いておくか、とも思ったが、1時間600円の駐車料金で金曜日まで停めておいたら6万円以上かかるということに気づく。結局駐車場の人に泣きを入れて無理やり出してもらった。

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新しいバイクがうれしく、少し遠回りして家に帰ったのが1時過ぎ。すぐ爆睡して朝パッキングして羽田からNY便に乗った。そして帰宅は金曜早朝にずれ込み、金曜はたまった仕事をやっつけ、土曜の早朝から徳之島トライアスロンに行く、という超強行スケジュールの予定。

結局家に帰ったのは金曜日の朝3時前。書斎の机の上にはGWに行ったニッカの余市工場から工場見学のお礼状が。年間何万人が訪れるのだろうか、綺麗な字で書かれたまったくやっつけ仕事感のないお礼状をご丁寧にいただくと、今後もニッカを応援したくなるというものだ。笠木さんありがとう。

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どこに行っても生きていかれる気もしなくはないが、やはり日本が好きだ。帰ってきて東京タワーを見るとホッとする。日本に生まれてきてよかった。

 

www.smithandwollenskynyc.com

www.thrillist.com

SMWS蒸留所コード(多分最新版、備忘録的に)

【2018年6月20日追記】 蒸留所コード133 Westland、134 Paul Johnをななしさんに頂いた情報をもとにアップデートしました。ご指摘ありがとうございます。

 

先日ディスカバーパックなるものとともにSMWSの会員証が自宅に届いた。そして「マリネして焼いたロブスターの尻尾」2本も。

テイスティング用の小瓶は蒸留所コード13のDalmore「戦火に苦しむハイランド人」、29はLaghroaig「骨からなかなか離れない電撃リブ(???)」、54はAbelour「甘い蛇行」。相変わらず何言ってるのかよくわからない。

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ウェブサイト見ていて一番おかしかったのが50.94(Bladnoch)、「教会の無礼な絵描き」。解説見ていると教会の新しいオイルが塗られた椅子、タバコ、油絵の具のような香りがするらしく、それを一言でまとめると教会でタバコ吸ってる舐めた絵描き、っていう表現らしいのだがいかにもイギリス人らしい。

ちなみに今入会すると普通は2万円の初期費用が1万円で済むうえに(正確には2千円の入会費と8千円の年会費)、オンラインショップで使える3000円分のポイント貰えるのでお得。ただし6月中に入ると来年6月末まで会員資格がある(更新に年会費8000円かかる)が、会員規約読むと7月から9月に会員になると来年9月まで会員資格あるようなのでちょっとだけ待った方がいいかもしれない。でも7月になったら入会費が元に戻るかもしれないので微妙だが。
shop.smwsjapan.com

 

自分の備忘録的にThe Scotch Malt Whiskey Society(SMWS)の蒸留所コードをまとめてみたので置いておきます。

コード 蒸留所 産地 Status
1 Glenfarclas スコットランド スペイサイド 稼働中
2 Glenlivet スコットランド スペイサイド 稼働中
3 Bowmore スコットランド アイラ 稼働中
4 Highland Park スコットランド アイランド 稼働中
5 Auchentoshan スコットランド ローランド 稼働中
6 Glen Deveron スコットランド スペイサイド 稼働中
7 Longmorn スコットランド スペイサイド 稼働中
8 Tamdhu スコットランド スペイサイド 稼働中
9 Glen Grant スコットランド スペイサイド 稼働中
10 Bunnahabhain スコットランド アイラ 稼働中
11 Tomatin スコットランド ハイランド 稼働中
12 Benriach スコットランド スペイサイド 稼働中
13 Dalmore スコットランド ハイランド 稼働中
14 Talisker スコットランド アイランド 稼働中
15 Glenfiddich スコットランド スペイサイド 稼働中
16 Glenturret スコットランド ハイランド 稼働中
17 Scapa スコットランド アイランド 稼働中
18 Inchgower スコットランド スペイサイド 稼働中
19 Glen Garioch スコットランド ハイランド 稼働中
20 Inverleven スコットランド ローランド 閉鎖
21 Glenglassaugh スコットランド スペイサイド 稼働中
22 Glenkinchie スコットランド ローランド 稼働中
23 Bruichladdich スコットランド アイラ 稼働中
24 Macallan スコットランド スペイサイド 稼働中
25 Rosebank スコットランド ローランド 閉鎖
26 Clynelish スコットランド ハイランド 稼働中
27 Springbank スコットランド キャンベルタウン 稼働中
28 Tullibardine スコットランド ハイランド 稼働中
29 Laphroaig スコットランド アイラ 稼働中
30 Glenrothes スコットランド スペイサイド 稼働中
31 Isle of Jura スコットランド アイランド 稼働中
32 Edradour スコットランド ハイランド 稼働中
33 Ardbeg スコットランド アイラ 稼働中
34 Tamnavulin スコットランド スペイサイド 稼働中
35 Glen Moray スコットランド スペイサイド 稼働中
36 Benrinnes スコットランド スペイサイド 稼働中
37 Cragganmore スコットランド スペイサイド 稼働中
38 Caperdonich スコットランド スペイサイド 閉鎖
39 Linkwood スコットランド スペイサイド 稼働中
40 Balvenie スコットランド スペイサイド 稼働中
41 Dailuaine スコットランド スペイサイド 稼働中
42 Tobermory (Ledaig) スコットランド アイランド 稼働中
43 Port Ellen スコットランド アイラ 稼働中
44 Craigellachie スコットランド スペイサイド 稼働中
45 Dallas Dhu スコットランド スペイサイド 稼働中
46 Glenlossie スコットランド スペイサイド 稼働中
47 Benromach スコットランド スペイサイド 稼働中
48 Balmenach スコットランド スペイサイド 稼働中
49 St. Magdalene スコットランド ローランド 閉鎖
50 Bladnoch スコットランド ローランド 稼働中
51 Bushmills アイルランド   稼働中
52 Old Pulteney スコットランド ハイランド 稼働中
53 Caol Ila スコットランド アイラ 稼働中
54 Aberlour スコットランド スペイサイド 稼働中
55 Royal Brackla スコットランド スペイサイド 稼働中
56 Coleburn スコットランド スペイサイド 閉鎖
57 Glen Mhor スコットランド ハイランド 閉鎖
58 Strathisla スコットランド スペイサイド 稼働中
59 Teaninich スコットランド ハイランド 稼働中
60 Aberfeldy スコットランド ハイランド 稼働中
61 Brora スコットランド ハイランド 稼働中
62 Glenlochy スコットランド ハイランド 閉鎖
63 Glentauchers スコットランド スペイサイド 稼働中
64 Mannochmore スコットランド スペイサイド 稼働中
65 Imperial スコットランド スペイサイド 閉鎖
66 Ardmore スコットランド スペイサイド 稼働中
67 Banff スコットランド スペイサイド 閉鎖
68 Blair Athol スコットランド ハイランド 稼働中
69 Glen Albyn スコットランド ハイランド 閉鎖
70 Balblair スコットランド ハイランド 稼働中
71 Glenburgie スコットランド スペイサイド 稼働中
72 Miltonduff スコットランド スペイサイド 稼働中
73 Aultmore スコットランド スペイサイド 稼働中
74 North Port スコットランド ハイランド 閉鎖
75 Glenury Royal スコットランド ハイランド 閉鎖
76 Mortlach スコットランド スペイサイド 稼働中
77 Glen Ord スコットランド ハイランド 稼働中
78 Ben Nevis スコットランド ハイランド 稼働中
79 Deanston スコットランド ハイランド 稼働中
80 Glen Spey スコットランド スペイサイド 稼働中
81 Glen Keith スコットランド スペイサイド 閉鎖
82 Glencadam スコットランド ハイランド 稼働中
83 Convalmore スコットランド スペイサイド 閉鎖
84 Glendullan スコットランド スペイサイド 稼働中
85 Glen Elgin スコットランド スペイサイド 稼働中
86 Glenesk スコットランド ハイランド 閉鎖
87 Millburn スコットランド スペイサイド 閉鎖
88 Speyburn スコットランド ハイランド 稼働中
89 Tomintoul スコットランド スペイサイド 稼働中
90 Pittyvaich スコットランド スペイサイド 閉鎖
91 Dufftown スコットランド スペイサイド 稼働中
92 Lochside スコットランド ハイランド 閉鎖
93 Glen Scotia スコットランド キャンベルタウン 稼働中
94 Old Fettercairn スコットランド ハイランド 稼働中
95 Auchroisk (Singleton) スコットランド ハイランド 稼働中
96 Glendronach スコットランド ハイランド 稼働中
97 Littlemill スコットランド ローランド 閉鎖
98 Inverleven (Lomond) スコットランド ローランド 閉鎖
99 Glenugie スコットランド ハイランド 閉鎖
100 Strathmill スコットランド スペイサイド 稼働中
101 Knockando スコットランド スペイサイド 稼働中
102 Dalwhinnie スコットランド ハイランド 稼働中
103 Royal Lochnagar スコットランド ハイランド 稼働中
104 Glenburgie (Glencraig) スコットランド スペイサイド 稼働中
105 Tormore スコットランド スペイサイド 稼働中
106 Cardhu スコットランド スペイサイド 稼働中
107 Glenallachie スコットランド スペイサイド 稼働中
108 Allt-a-Bhainne スコットランド スペイサイド 稼働中
109 Miltonduff (Mosstowie) スコットランド スペイサイド 稼働中
110 Oban スコットランド ハイランド 稼働中
111 Lagavulin スコットランド アイラ 稼働中
112 Loch Lomond (Inchmurrin) スコットランド ハイランド 稼働中
113 Braeval (Braes of Glenlivet) スコットランド スペイサイド 稼働中
114 Springbank (Longrow) スコットランド キャンベルタウン 稼働中
115 Knockdhu (An Cnoc) スコットランド ハイランド 稼働中
116 余市 日本   稼働中
117 Cooley (unpeated) アイルランド   稼働中
118 Cooley (peated) アイルランド   稼働中
119 山崎 日本   稼働中
120 白州 日本   稼働中
121 Isle of Arran スコットランド アイランド 稼働中
122 Loch Lomond (Croftengea) スコットランド ハイランド 稼働中
123 Glengoyne スコットランド ハイランド 稼働中
124 宮城峡 日本   稼働中
125 Glenmorangie スコットランド ハイランド 稼働中
126 Springbank (Hazelburn) スコットランド キャンベルタウン 稼働中
127 Bruichladdich (Port Charlotte) スコットランド アイラ 稼働中
128 Penderyn ウェールズ   稼働中
129 Kilchoman スコットランド アイラ 稼働中
130 秩父 日本 うちから55㎞ 稼働中
131 羽生 日本   閉鎖
132 軽井沢 日本   閉鎖
133 Westland アメリ ワシントン 稼働中
134 Paul John インド ゴア 稼働中
G1 North British スコットランド ローランド 稼働中
G2 Carsebridge スコットランド ローランド 閉鎖
G3 Caledonian スコットランド ローランド 閉鎖
G4 Cameronbridge スコットランド ローランド 稼働中
G5 Invergordon スコットランド ハイランド 稼働中
G6 Port Dundas スコットランド ローランド 稼働中
G7 Girvan スコットランド ローランド 稼働中
G8 Cambus スコットランド ローランド 閉鎖
G9 Loch Lomond (Grain) スコットランド ハイランド 稼働中
G10 Strathclyde スコットランド ローランド 稼働中
G11 ニッカカフェグレーン 日本 杜の都 稼働中
G12 ニッカカフェモルト 日本   稼働中
G13 知多 日本 尾張 稼働中
G14 Dumberton スコットランド ローランド 稼働中
B1 Heaven Hill アメリ ケンタッキー 稼働中
B2 Bernheim アメリ ケンタッキー 稼働中
B2 Rock Town アメリ アーカンソー 稼働中

色々と後の祭り

このブログのTwitter始めてから昔飲んだウイスキーの写真を引っ張り出して眺めていたのだけれど、意外といろいろ面白い。

下は2014年11月にロンドンに行った時の写真。Oxford St.沿いのデパート、Selfridgesで撮った。当時にしては日本のウイスキーのコレクションが充実していたので感銘を受けた。

上段一番左の山崎はミズナラだろうか。その隣がノンエイジで、その隣はパンチョン、値札は110ポンドと書いてある気がする。当時2万円弱ぐらいか。その隣の秩父は120ポンド。

その下の白州バーボンバレルは89.99ポンド、「役付き」にしては格安。白州12年は69.99ポンド、ノンエイジは49.99ポンド。
その下には竹鶴ノンエイジ、余市10年と20年、宮城峡は10年か。そしてフロムザバレル。FTBの43.99以外は値札が不鮮明。

今この値段で売ってたら在庫全部買いたい、って当たり前か。

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そしてその日にそんなに離れていないCayden Head'sに行ったときの商品リストがこちら。
右下のGlen Elgin18年が48.60ポンドって超お得だな。Macallan1989年蒸留25年が145.90ポンドってのも今からしてみれば信じられないし、Springbank21年172.60ポンドというのも悪くない。

結局私は「日本に持って帰って自慢できるものを教えてくれ」とお願いして出してもらったHighland Park22年を買って帰った。105ポンド。今でもまだ口開けしていない。

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2014年2月と記録にあるが、渋谷の公園通りからちょっと入ったところの小さなイタリア料理屋で撮った写真。
一人でふらっと食事しようと思って入って、カウンターの奥のボトルと目が合った。白州シェリカスク2013年。2本置いてある。
1本は口が開いていて、それを普通の値段でいただいたのだが、店員さんいわく「イタリア料理屋でウイスキー頼む人ほとんどいないんですよ」とのこと。こんなところに穴場があった、と思ってちょっとウキウキし、また来て飲もうと思ってしばらく忘れていて、ふと思い出して再訪したらもう店はなかった。右側の新品のボトル、あの時無理言ってショット売りの20倍ぐらい払って売ってもらえばよかった。

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ウイスキーも高くなった。そして飲んでしまえばこの世から消えてしまう。後悔先に立たず。手を伸ばしたらいつでも手に入る、という思いは勘違いで、ふと気が付いたらそこにあるはずのものが目の前からなくなっていってしまうのだろう。

 

 

 

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The Scotch Malt Whisky Societyに入ってみた

これまでバーでこの緑のボトルを散々飲んでいて、かつてから会員になるかならないか迷っていたソサエティことThe Scotch Malt Whiskey Society。最近リニューアルしたボトルもかっこいいし、ボトルのお値段も良心的で会費もすぐ元とれそうだしずっと入会しようと思っていた。だが少し前にインポーターさんが変更になったのでオペレーションが安定するまで待った方がいい、という話を聞いて、しばらく我慢していたがもう限界。行きつけのバーで入会案内もらって、カウンターで飲みながらはがきに記入し、帰宅途中にポストに投函。でも実は入会案内なくてもウェブですぐ手続きできて便利。

よくご存じない方のため簡単にご説明すると、The Scotch Malt Whiskey Society(以下SMWS)は蒸留所の協力を得て直接蒸留所から樽を購入し、仕入れた樽をそのままバッティングも加水もせずに瓶詰にして会員向けに販売している団体。本部はエディンバラ。ボトルには蒸留所名はなく、例えば以下のように41.96というようにコードネームしか書かれていない。最初の数字、41はDailuaine、ダルユーインを表し、96はSMWSにおけるダルユーインの96番目のリリースを表す。

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そして大体変な名前がボトルにつけられている。上のボトルはWhite chocolate beneath the fruit trees、「果物の木の下のホワイトチョコレート」というネーミングで、これは比較的マトモ。「昔の学校の咳止めシロップ」とか「牧草地で綱引き」とかどういうセンスでつけているのかわからない、飲みたくなりそうでならない謎のネーミングが多くてウケる。

会員になると汐留のパークホテル25階にあるレストラン タテルヨシノの隣にあるバー、The Societyでチャージなしで会員価格でSMWSのボトルを飲むことができる。つまりここで試飲して気に入ったらそのボトルをウェブで発注できる、ということだ。

今晩は初めてのThe Society訪問、自分が買いたいかもと思ったものを注文してみた。

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10.131はBunnahabhain、ブナハーブン。「マリネして焼いたロブスターの尻尾」というおよそウイスキーにはふさわしくないネーミング付き。でもこれが美味かった。塩っ気と旨みの中に薫るピートがたまらない。2008年蒸留とは思えないフルボディ感。The Societyのスタッフの方も一押しされていて、すぐに在庫確かめてそれほど高くない値段を見て即スマホで2本ポチった。加水しない方が圧倒的に美味いという珍しいパターン。

次に飲んだのは85.48、Glen Elgin。「棘だらけの洋ナシのパンチ」っていうまた変なネーミングだが、フルーティーで甘いけれど刺激的なこのウィスキーをよく一言でまとめたな、と感心する。こちらも2007年とこれまで私の飲んだElginの中では一番若い。でも美味い。

そして39.102はこれも大好きなLinkwood。「ラム酒漬けブラックチェリー」という比較的わかりやすい名前が付けられているがスコッチなのにラム酒漬けとはこれいかに。変なネーミングが多い中でこんな名前がついているんだからストレートに美味いはず、と思って頼んだ通りドンピシャだった。きれいで甘くてちょっと埃っぽい感じもする長いフィニッシュ。もう売切れなのが残念な素敵な仕上がり。

せっかく会員になったのだからなんか買わないと、という変なプレッシャー的な気持ちもあっていくつか試したのだが、ちょっと尖ったウィスキーを揃えているSMWSはやっぱりいろいろ面白いな、と思いながらグラスを空にした。The Societyの入っているパークホテルはロイヤルパークホテル汐留と間違いやすいがすぐ近くの別のホテル。レセプションにたくさん絵が飾ってあって初めて来たけれど好印象。バーのスタッフも気持ちのいい方たちで、楽しい時間が過ごせて良かった。オススメします。

そういえばこのブログと連動したTwitter始めました。右側サイドバーご覧ください。本ブログ記事の更新やバーで飲んだお酒などざっくばらんにアップデートしてまいります。現時点でフォロワーさんゼロなのでフォローお願いいたします。ではでは。

 

smwsjapan.com

最近食べた茶色い食べ物をひたすら上げていくスレ その2

新世界 洋食 グリル梵

大阪のサラリーマンの多くは11時過ぎぐらいから昼に何食べるか周りの人と議論し始めるイメージあるけど、東京の人はランチに対するこだわりが低い気がする。オフィス街では昼間人口に対してランチの供給が少なすぎてランチ難民が多発するくらいだから贅沢言っている場合じゃない、ということだろうか。

大阪行くとインデアンカレーとかカツ煮とかなぜか無性に食べたくなる。甘辛く煮付けた食べ物とご飯を一緒に食べるイメージ強い。折角の大阪なので悔いのない一食一会を目指して悩み、辿り着いたのが新世界の梵。カツサンドで有名だがご飯も一緒に食べたいのでカツ煮込みカレーをチョイス。まるっと茶色い、メイラード反応の塊のような食べ物。

大阪のランチにしては高いプライシングなので観光客が多い。新今宮の駅から街の景色を眺めつつ訪問すると2000円近いランチ食べてる自分が貴族のように思えるというおまけ付き。その分(?)カレーのルーも丁寧に作られていてコクが強いし、カツもそれに負けない。そして腰の低い接客も好印象。お土産にカツサンド買って帰りたい。

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www.grill-bon.com

 

神田 カレー スパイスボックス

サラダに入っているタンドーリチキンみたいなのも美味しいし、ドレッシングもヨーグルト味の手作りなのでカレーを食べる前からこの店はタダモノではないことが分かる。そしてカレー食べると「やっぱり予感はホンモノだった」と思う。日替わりのカレー頼むのも良いが辛口のチキンカレーが王道かも。店の背の高いイケメンインド出身っぽい方がオーナーで若い日本人のシェフがその下で働いているのかと思ったら実はシェフがオーナーだったと聞いてちょっと新鮮だった。ちなみに付け合せも多分店のオリジナル。左側の辛い玉ねぎの薬味はこれだけでご飯2杯はいけそう。

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kanda-curry.com

 

有楽町交通会館 とんかつ あけぼの

いつもやまいち行くととんかつとカキフライ、みたいな頼み方するのでご飯はなしにすることがほとんどで、行くたびにそう言っていたらご飯なしの人、として認識されるようになった。でも無性にかつ丼食べたくなって注文すると「え、今までご飯頼まなかったのは一体何だったの?」と思われそうで怖い。そんな気弱な自意識過剰気味のアラフィフとしてはやまいち以外で旨いかつ丼屋を見つけないとかつ丼欠乏の発作が起きた時に死んでしまうので、何とか見つけたのが有楽町交通会館のあけぼの。というかキッチン大正軒の隣のいつも混んでいるとんかつ屋のかつ丼はうまい、との情報を入手したので正確には見つけていない。半熟ふわふわぶりはやまいちに軍配上がるがここも間違いない。

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www.tv-tokyo.co.jp

 

 

小樽 ラーメン 麻ほろ

ラーメンに対するこだわりがあまりないのだが、ここは私が半世紀弱生きてきた中で5本の指に入るのではないかと思うラーメン。こってり味噌。写真が上手に撮れなかったので食欲そそらないかもしれないが、実物はすごい。細くて上品な縮れ麺が赤味噌によく絡む。力強い味噌の味でも押しつぶされないしっかり出汁の利いた、それでいてしつこくないスープ。家人が食べていた醤油生姜ラーメンも美味で、家人に代わってスープを飲み干してしまった。こだわり持ってしっかり作っているのがよくわかる。

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www.shizenhamahoro.com

 

 

駒場東大前 洋食 菱田屋

東京の生姜焼きの最高峰。肉がそもそも分厚いのよ。その辺の定食屋のペラペラな生姜焼きは手ぬぐいみたいなもので、菱田屋のは最高級の何とかグースの羽毛布団、ってぐらい。豚テキ食べているかのような満足感。コメも味噌汁もお新香も美味い。接客に愛想がないのが玉に瑕だが、忙しいので仕方ない。夜10時になっても大人がみんな楽しそうにお茶碗片手におかず食べてる店って東京中探してもそんなにない。

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www.daiichisankyo-hc.co.jp

 

 

山武 うなぎ 橋本食堂

土曜日10時半頃ふとうなぎ食べたい病が発症。いても立ってもいられなくなり、聖地南千住に行くには出遅れているしどうしたらいいか悩んだ末、前から行って見たかった九十九里浜の近く、千葉県山武市の橋本食堂まで。Google先生曰く1時間半ぐらいのドライブとのこと、遅くなると長く待たされそうなのでとりあえず急ぐ。

東京の西から房総半島の付け根を横断して太平洋まで。だだっ広い駐車場にクルマを止め、比較的新しいお店の戸をくぐり、割と大きな店なのに12時過ぎにすでに満席になっていて驚いた。

しばらく待って着席、メニュー見てうな重がリーズナブルで驚く。二段になっている特上でも3200円。都内なら6000円でも文句あるか、と言われそう。肝焼きも旨いしキスの天ぷらも美味くて期待が高まる。そしてやってきたのが下の写真のお重。うなぎとご飯がみちみちに詰められていて広辞苑かよ、と思うぐらいずっしり重い。うなぎはよく焼き系でなく軽めの味付け、箸でつまむとホロリと崩れる。そしてご飯の上に乗せられたうなぎと比べてもよりマッチョな体格をされたうなぎ様がご飯の中に埋もれていて驚く。端的に言ってうな重二階建て、という表現が一番的を射ている。日頃うな重で暴力的に腹を満たすことを夢見ているうなぎ好きには是非トライしてもらいたい。そして腹が満たされたら津波の被害の痕跡も生々しい堤防沿いを歩きながら7年前に思いを馳せ、 九十九里浜を見に行って欲しい。

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mrs.living.jp

 

千石 そば 進開屋

ふと昭和にタイムスリップしたくなる時ってありますよね。俺はよくある。健康な20歳以上65歳以下の男女は平均して週に2回ほど昭和へのタイムスリップ願望に襲われるって国際信州学院大学の調査で判明したって虚構新聞に書いてあったことが財務省の公文書で明らかになって、理財局長が国会で証言してたから間違いない。そんな時はすぐに都営三田線に飛び乗って千石を目指してもらいたい。昭和元年築の木造家屋が戦災を含む数々の苦難を乗り越えて残っていて、何とそこでお蕎麦を食べることができるのだ。

店の中にある液晶テレビだけが異様に浮いていて、他は昭和初期のままだ。そういや200年の歴史のある佐原の小堀屋本店も、大正時代からある川越の小川藤もこんな感じの階段があったなあと思いながら蕎麦を手繰る。蕎麦屋なのに文化庁のHPに載っているというのも渋い。

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www.tv-tokyo.co.jp

また気が向いたらアップします。ではさらば。

 

 

 

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 メイラード反応をより深く知りたいマニアの方はこちらを。

料理の科学〈1〉素朴な疑問に答えます

料理の科学〈1〉素朴な疑問に答えます

 

 

最近食べた茶色い食べ物をひたすら上げていくスレ その1

美味しいものを食べても美味しいウイスキーを飲んでも、どこで食べたり飲んだりしたのか忘れてしまうと悲しいので(特に酒の場合は忘れる危険性が高いので)備忘録的にスマホで写真を撮って記録することにしている。でもそうするとやたらと茶色っぽい被写体ばかりがスマホのフォトライブラリーに貯まっていくことになる。

ウイスキーは当たり前に琥珀色だが、美味しい食べ物もやたらと茶色っぽいものが多い。これはある意味必然で、食べ物の香ばしい風味はメイラード反応といってアミノ酸と糖が一緒に加熱される時に生まれることが多い。その時にメラノイジンという褐色物質ができるので、美味しい食べ物は茶色っぽいのだ。

そこで私のiPhoneの中に記録されている最近食べた茶色い食べ物をひたすら上げていくことにする。

大塚 洋食Gotoo

大塚の洋食の名店Gotooで食べたチキンカツとカニクリームコロッケ。ハンバーグからピラフからエビフライからヒレカツから何でもある極めてオーソドックスな洋食屋さんで接客もいいので地元の人に愛されているのだが、店に入ると「おすすめはチキンカツです、淡白なチキンにちゃんと旨みが乗っているのがGotooのチキンカツです」と書かれていたのですすめられるままに食べてみた。確かにチキンがジューシーで深みのある旨みが感じられる。カキフライ好きは冬の間はついカキフライばかり頼んでしまうのだが、初めてチキンカツ食べて流石お店がすすめるだけのことはあると分かった。隣の人がエビピラフを美味しそうに食べていて、単品のチキンカツとエビピラフ食べたら幸せだろうな、と思った。そしたら飲みに行けなくなるぐらいお腹いっぱいだと思うけど。
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gotoo.web.fc2.com

 

神田 ラーメン Mannish

神田の西口商店街と外堀通りの交差点の角の地下にあるMannishの塩生姜ラーメン。鶏肉は低温調理で軟らかく、澄んだスープに生姜が舞っている滋味深いラーメン。生姜がスパイシー過ぎず、スープの旨みを殺さない。非常にまじめに作っているのが分かる。ポイント貯まると特製ラーメン食べられるとか、ビジネス的にもいろいろとしっかり考えているのがよく分かり好感が持てる。塩生姜ラーメン流行る気がするけど、すでにもう流行ってたりします?あんまりラーメン食べないのでよくわからない。店が狭いのでサクッと食べてサクッと出ましょう。

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MANNISH

ぐるなびMANNISH

 

目黒 四川料理 龍門

これからの季節、辛い物を食べて暑気払い、もしくは食欲を刺激したい人も多いと思われる。そんな中おススメしたいのが四川料理の名店、目黒の龍門。四川出身の中国人もアントニオ猪木もすすめるぐらい。よだれ鶏がこの店のスペシャリティ。他にもラーツージーという鳥皮の四川風唐揚げとか麻婆豆腐とか、おススメしたいものが沢山。辛いものばかり食べると救いがなくハイボールとかを飲み過ぎて泥酔するリスクがあるので、辛くないものと一対一の割合で頼むのがお勧め。目黒駅西口から徒歩1分なのもポイント高い。店主のおじさんの緩すぎる接客も見もの。

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www.ryuumon.jp

 

有楽町 洋食 キッチン大正軒

がっつり生姜焼きとか食べて暴力的に腹を満たしたくなる時あるよね。俺はよくある。そういう時いくつか手持ちのがっつり系洋食屋レパートリーがあると禁断症状が発生した時に冷静さを失わなくて済む。ゴッドファーザーPart IIIでマイケル・コルネオーネが低血糖の発作で倒れかかり甘いものを貪り食べるシーンがあったが、生姜焼きの禁断症状に襲われたら有楽町の交通会館の地下を目指してほしい。キッチン大正軒。肉屋が経営する洋食屋。美味しいお米で生姜焼きやメンチカツ食べると脳内麻薬が分泌する音が聞こえてくる気がする。

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神田 とんかつ やまい

日本のとんかつのトップ5に確実に入ると個人的に思っている、神田のやまいち。少なくとも2週間に1度は行っているぐらい好きだ。超ストイックで地味に常に進化していて、一時期油の香りがくどかったところからさわやかな感じに変化してきている。とんかつも旨いがかつ丼も圧倒的に旨い。とんかつ屋のかつ丼はとんかつが美味いことをいいことに丼物としての完成形を目指さない傾向があるが、ここは全くといっていいぐらい手抜きがない。かつ丼はすでに一部で有名になってしまったが、実は冬の間に供されるカキフライがべらぼうに旨い。是非冬が来たら頼んでほしい。

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日比谷 うなぎ きくかわ

昔からランチに鰻が食べたくなるとよく来た、うなぎのきくかわ。お重の「ろ」を頼むと、下の写真のように「折り返し」のある鰻が出てきて、それはぜいたくな感じが味わえた。昔はもう少し安かったのだが、時節柄お重の「ろ」でも5000円超え。レジの後ろに「B級グルメ大賞」の賞状(ちなみに稲川淳二が審査委員長として表彰したことになっているので大分とありがたみが薄れる)が飾られているが、この値段ならもうとてもB級グルメとは言えないだろう。

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www.kanda-kikukawa.co.jp

 

今日は力尽きたのでここまで。たぶん続きます。  

 

 

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飛行機に乗るのが好きだ

大阪に行くなら、新幹線より圧倒的に飛行機が好きだ。それもJAL。羽田に向かう首都高山手トンネルから湾岸線に出る時に見える朝の陽射しと新幹線の大井基地も好き。新幹線は乗るより見るほうがいい。全て異論は認める。

大阪行きは第一ターミナル5番スポットで降車。朝一のフライトの時は地下のヴィ・ド・フランスで出来立てのパンを買い、3階のスターバックスにてトールドリップにマドラー挿してもらい機内でゆっくり朝食。早朝の第一ターミナルで手に入れられる一番まともな朝食、だと思う。ちゃんとした朝ごはんが食べられるか食べられないかは私にとっては一大事なのでこだわりたい。
でもコーヒーはセキュリティチェックで内容物確認のため口つけろ、といわれるので猫舌の人は要注意。

ラウンジで目の前の飛行機の写真を撮ってSNSに投稿する「#エアポート投稿おじさん 今から旅立ち@サクララウンジ」にはならない。それと朝からドリンクバーにある柿の種食べない。搭乗ゲートにはあえて遅めに行き、待っている人がいなくなってから乗り込む。荷物の少ない時は慌てて行って待たされてもあまりいいことない。

飛行機に乗る際に入口で立って挨拶しているクルーにちゃんと挨拶している人を見ると気持ちがいい。私もいつも「お世話になります」と言って軽く頭を下げることにしている。

クラスJよりも普通席の足元広い席の方が好きだ。可能であれば事前にシートマップ見て予約変更、窓際でも座りやすいしトイレにも行きやすい。CAさんの前の席になるので昔はちょっと照れたけどもう羞恥心は擦り切れた。

座席がHJK列の時は最初から奥の通路を使う。ギャレーを通り抜けたりましてや人の席の前を通って奥の通路に行ったりはしない。足元広い席に座るとたまに私をまたいでいく人とかがいるけど、なんだかな。

可能な限りキャリーバッグは機内に持ち込まない。持ち込む時は早く搭乗ゲートをくぐって後ろの人を待たさずにスムーズにオーバーヘッドビンに荷物を上げる。自分が到着空港のターンテーブルで荷物が出てくるのを待つのが嫌で機内に荷物持ち込むけど、自分が荷物を棚に乗せるまで、あるいは降りるときに荷物を降ろすまで通路で自分の後ろの人を待たせるのは全く気にならないわがままな人にはなりたくない。

滅多にないが、荷物があるにもかかわらず搭乗が遅くなってなかなか荷物のスペースが見つからないときはCAさんにお願いしてしまうことにしている。彼女たちに任せた方が早いし他人の迷惑にならない。

飛行機が動き出して、窓の外で手を振ってくれている整備士さんが見えたら小さく手を振る。ちょっと照れるけど、手を振ってくれているのに気付いているのに無視するのも申し訳ない。

離陸するときにコーヒーカップをどうするのかは永遠の検討課題。マドラー挿して前席シートの背のポケットに入れてしまう手もあるが、コーヒーが漏れそうで不安。かといって手で持っているのも、万が一大きく揺れた時にこぼれそうで嫌だ。仕方がないのでフロアに置いて足で押さえておくことにしている。これまでこぼしたことはない。

A席をとって窓から浦賀水道を眺めるのが好きだ。富士山観られないけど。後ろ過ぎると主翼しか眼下に見えないので念のため。横須賀軍港の上は多分民間機は通れないようになっているのだろう、兵隊さんの乗る大きな船が見られないのは残念。

飲み物のサービスはいつもスカイタイムとお水をセットで。スタバのトールコーヒー飲んでまた2杯も飲み物貰うとトイレ行きたくなりそうだけどそこは我慢。先日、飲み物のサービスを中断するぐらい気流が悪いのに、隣に座った女性が飲み物を手に持ったままなかなか飲み干さなくてそのうち寝てしまい、いつ飛行機が揺れて中身をぶちまけてもおかしくない状況だったのでずっと冷や冷やしっぱなしだった。貰った飲み物(特に蓋がなく気流が悪い場合)はとっとと飲んでください。

あべのハルカスが見えて、大阪城が見えて、茶屋町が見えて、淀川が見えて大阪の中心地をかすめて着陸する伊丹空港が好きだ。寝ているのはもったいない。
f:id:KodomoGinko:20180529221848j:imageそして仕事が終わると、大阪城公園駅からすぐのところにあるランニングベース大阪城に行く。シューズもウェアも貸してくれるので手ぶらで行ってランニングできるという素晴らしいファシリティ。ソックスは買わないといけないけど。

大阪は東京より街が小さいから10㎞も走れば十分色々見て回れる。夕方から1時間半ほど、大阪府庁から谷町四丁目を抜けて四天王寺参道から天王寺、市立大学付属病院の横から仲居さんとあっという間に激しい自由恋愛に陥る男性が多発するゾーンを通り抜けてしばらく南に下り西に向かい、阪堺電車越えたあたりで北上すると酔っぱらったおっちゃんたちがこっちに向かってなんか言っているのを無視してフリーダムな三角公園要塞のような西成警察を横目に今宮駅までのラン。そして環状線乗って大阪城公園に戻りシャワー浴び、夕焼け見ながら京橋に出る。

f:id:KodomoGinko:20180529221320j:image駅近の適当な居酒屋で刺し盛と揚げ出し豆腐食べて、関西風の出汁に微妙に感動しながら角ハイボール。さくっとお勘定、2000円でお釣り貰ってまた駅前でビール飲みながらタコ焼き6個食べ、タクシー捕まえて伊丹空港へ。
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「お客さんいつもなんぼぐらいで伊丹まで行ってます?お客さんの言う値段で行くんで値段言うてください」、とタクシーの運転手からいきなりのぶちかましを食らう。いや、こちらは別に気持ちよく酔っ払っているし普通にメーター起こして行ってくれて構わないんだけど。結局高速代込みで4600円に落ち着き、だけど降りるときにやっぱり4000円でいいです、と言われる謎の展開。東京だとあり得ない。

20時20分の最終のJAL便に乗ろうとすると大阪の夜は消化不良気味。時間が余れば空港から近いSake Shop Satoに行ってレアなボトルを眺めてもよかったが、定休日の月曜日だった。ランで心拍数上がって若干テンション昂まったのを落ち着かせるべく、ラウンジの少し背の高いサントリーローヤルのボトルでハーフロックを作って2杯ほど飲んで、今日の私の大阪はお開き。適度な疲労が気持ちよく、気が付くと大好きな東京タワーが見える、という理想的なパターン。やっぱり大阪は飛行機がいい。

 

 

 

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余市蒸留所訪問

すすきのの朝は6時からまた電話会議。連休中だが仕事だから仕方ない。家人を起こさないようレンタカーの中から電話。駐車場に移動する間に創成川のほとりの桜が朝日に美しく照らされているのが観られて、早起きは三文の徳、と負け惜しみを言ってみた。
夜の続きの人たちが花見をしていて、若いってうらやましいなと改めて思う。

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朝食後チェックアウト、小樽へ。ゴールデンウイーク真っ只中なのに全く渋滞がない。さすが北海道。小樽の宿に車を止め余市へ。

小樽駅始発の二両編成のディーゼル車は乗車率100%超え、そのうちの半分ぐらいは余市で降りた。駅を出ると今にも降り出しそう、満開の桜を綺麗に見られたのが幸運だったことに気づく。負け惜しみでなく。駅を出ると国道越しに蒸留所が見える。エディンバラ城スターリング城とまでは言わないが、でもそういったものを思い起こさせる。言い方は悪いが昔は余市は何もない寒村だったに違いなく、こんなに威風堂々としたお城みたいな蒸留所ができた時は多くの人がわざわざ遠くから見に来るぐらいだったに違いない。

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宮城峡蒸留所は煉瓦を基調とした明るい近代的なイメージで少し「工場」感があるが、余市は石造りで歴史も相まって重厚、かつ威圧感がある。

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10時半からのガイド付きツアーをインターネットで予約済みで、20分前ぐらいに着き荷物を待合室のコインロッカーに入れようとしたら100円玉がない。受付で両替してもらおうと思ったが、「生憎両替はしておりません」と言われて一瞬しょんぼりするも、「ですが100円玉お貸しします」といって事務所から100円持ってきて貸してくれた。なんという神対応

ゴールデンウイーク中だったが工場は稼働しており麦汁の香りがあちらこちらでそこはかとなく匂う。一番見たかったのは蒸留。石炭でポットスティルを直火焚きしているのは世界でも珍しい。大量生産したいのであれば職人がシャベル使って石炭を手でくべる、なんてことはやるわけないのに、これだけウイスキーが売れてもまだ昔ながらの製造方法にこだわるニッカはすごい。

こちらは1号釜。ポットスティルには注連縄が巻かれている。またノーマルネックのストレート型で、様々な成分が含まれる力強いウイスキーが作られるのがわかる。

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8分に一度それぞれの釜に石炭くべるという。それも一日中なので相当な重労働。電車もディーゼル車もあるのに今どき蒸気機関車走らせているみたいなもので、職人さんはその機関助手みたいなものか。

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そして一番奥には再留釜が。石炭のせいで煤けているのがよくわかる。

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ガイドツアーは30人ぐらいの見学者を1人のガイドさんが引き連れて説明してくれる。「ウイスキー良く飲む方はこの中でどれぐらいいらっしゃいますか?」という質問に勢いよく手を挙げてみるものの、周りを見ると手を挙げたのは3人ぐらい。年齢的には50代以上の人がほとんど。ガチで蒸留所見に来た、というよりは朝ドラ効果と連休中ということもあって観光コースの一つ、という位置づけなのだろう。

ガイドさんが説明する「ニッカ」の名前の由来を聞いてみんな感心していた。改めて話を聞いて、ウイスキーの会社なのに自分達はジュースしか作っていなかったことを想起するような名前を付けたのもただ単にカタカナで外国製っぽい響きになるとかではなくウイスキーづくりに至るまでの苦労を忘れない、という思いが込められているのだろうと勝手に想像。

普段ハードリカー飲まない観光客に、蒸留所見学をきっかけにどんなに真面目にウイスキー作っているか見てもらって、トワイスアップやハイボールなど飲みやすくかつ旨さを引き出す飲み方を覚えてもらい、高くていいものを少しずつ消費してもらうようにするのが一番正しい企業戦略だと思うし、丹精に手間を掛けて本物を造りたかった竹鶴翁の遺志に沿っていると思う。そういう意味でこのガイドツアーはよくできている。

Rita Houseと名付けられた研究所。少し前まで実際に使われていたそうだが、冬は寒くて仕方なかったのではなかろうか。

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一番古い貯蔵庫。立派な札幌軟石でできている。ちなみに新しい貯蔵庫はモルタルづくりになっているものもあった。そもそも原酒は高価なもので、アルコールという危険物を扱う蒸留所で長い年月かけて熟成しているものが仮に火事で焼けてしまった、などということになると本当に会社が傾くことになるのでそれはそれは大切に扱われていたのだろう。

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中では実際に熟成が行われているそうだが、こんなに人の出入りが激しいところで貯蔵して大丈夫だろうか、と思う。宮城峡も同様だった。恐らく手前の方にある樽はなんちゃって、で本物は奥の方にしかないのかも。写真の樽が明るく映っているのはiPhone Xのカメラが優秀だからで、実際は結構暗い。

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ツアーはあまりマニアックなところにフォーカスしないので、後からもう一度見て回ろうと思っていたら大粒の雨が降り出してしまい、写真も思ったように撮れなかったのが残念。

まっさんとリタが住んでいた住居を移築してきた展示の中の以下の写真が印象に残った。若いころでショートカットの髪型のせいかこんなにボーイッシュであどけないリタの写真を見たは初めて。お歳を召してからの写真が多くかつ眼鏡掛けたり和服を着たりしているものが多かったからとても新鮮。政孝を信じて遠い日本にやってきて祖国が日本の交戦国になるなど様々な苦労を乗り越えたに違いない彼女のハートの強さが伝わってくるような写真。

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博物館にある蒸留所設立当時に輸入されたポットスティル、銅の一枚板を鍛造して作ったそうだ。こちらはランタンネック。

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そして髭のウイリアム・ローリー卿のステンドグラス。子供の頃このニッカのKing of Blendersと丸大ハムのコマーシャルで出てくる髭のおじさんは同一人物だと思っていた。昭和の話なので1980年代以降に生まれた方はスルーしてください。

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一号ウイスキーが飾ってある。意外と色は抜けていないのは着色なのだろうか。キャップもボトルもラベルも特徴的。間違いなく樽熟成、ニッカ蒸留所で特別に蒸留、瓶詰とのラベル表記(Guaranteed matured in wood, distilled & bottled specially by Nikka Distillery, Yoichi Hokkaido, Japan)。

f:id:KodomoGinko:20180512100613j:plainそして1時間ほどでガイドツアー終了。無料の試飲をいただく。余市ノンエイジ、スーパーニッカ、アップルワイン。トワイスアップとソーダ割などいろんな飲み方が楽しめる。

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壁側にあるおつまみの自動販売機で「枝豆ポリポリ」をぜひ買ってもらいたい。これが想像以上に美味しくてウイスキーに合う。無料試飲もう一ラウンド行きたくなるぐらい。騙されたと思って試してみてください。

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そしてウイスキー博物館内の有料試飲のバーに逆戻り。蒸留所限定のものや終売になっているものがかなり少なくなっている中で以下の二つをチョイス。シングルカスク余市は最近なかなか飲めない。15ml売り、つまり大匙1杯と書かれているが多分倍量ぐらい入れてもらっている気がする。

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そしてお楽しみのお買い物、宮城峡に続き今回も大人買い余市と書かれた蒸留所限定ボトル、Peaty & Salty、Woody & Vanillic、Sherry & Sweetは500mlで6600円と、通常の700mlボトル換算で1万円程度だからノンエイジにしてはかなりのお値段。そして有料試飲のバーで「鶴17年お願いします」と言ったら「鶴はノンエイジでも蒸留所以外ではもう終売ですよ」と言われたのでノンエイジの鶴も購入。こちらも12000円オーバーとなかなかのお値段。響のメローハーモニーとかを家で普通に飲んでいたころが懐かしい。

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山梨県の蒸留所見学の際、ガイドツアーのお姉さんは「お仕事」感の強いご案内だったけれど、ここ余市ではウイスキー造りに関わる人たちだけでなくゲストに接する人たちからウイスキーそのものやニッカ製品、ニッカの歴史に対する誇りと愛情のようなものが強く感じられてそれが伝わってきた。そもそも地元の人が地元の蒸留所のことをとても誇らしく思っていて、その人たちが働きに来ているからかもしれない。

余市蒸留所見学はマニアだけではなくウイスキー飲まなさそうな一般の人たちにとっても間口の広いとても効果的な企業PRだと思う。

ちなみに100円玉はちゃんと忘れずお返ししましたので、念のため。

 

 

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すすきのにて

ゴールデンウイーク後半初日、というか磐梯吾妻スカイラインから戻ってきた翌日、午後から札幌入り。とても蒸し暑い東京とは打って変わって札幌は10℃を切るか切らないか。少し厚着をして羽田に向かうと大汗をかいた。すすきのの南の外れの宿にチェックインしたらすでに夕方になっていた。

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初日の夕食は鮨屋「あら政」。札幌通の人に教えてもらった、街の中心から離れた地元の人中心の落ち着いた店。書き入れ時にすすきのの有名な鮨屋のカウンターに子供連れで陣取るのも気が引けるので。

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ホッキ貝、シャコ、ホタテ、赤貝、紅ますなど旬の北海道の素材が目白押し。その中でもシャコが出色。茹で上げられた大振りのシャコはばりばりとハサミで脇腹を切られ、包丁で皮をはがされる。軟らかくて甘い身と独特の味と歯ごたえのある卵のコンビネーションが素晴らしい。大間のマグロの赤身も繊維がとても細かく味が濃く、ねっとりと舌に絡みつく。気のすむまで食べてそこそこ飲んでお勘定をいただくと一人5000円しない。リーズナブルだとは聞いていたが改めて、驚く。東京だと初セリで有名な某チェーン店でももっとするはず、一度行ってあまりの掃除の行き届かなさに辟易し再訪していないので自信がないが。24時間営業だと仕方ないのかもしれない。

鮨を食べ終わった後、狸小路を冷やかし、インバウンドのせいか随分と雰囲気が変わっていることに少し驚く。札幌はちょうど桜が盛りを過ぎたころで、一年に二度も桜の満開が見られたことに家族で感謝。そして家人たちを宿に残し一人で軽く飲みに出かけた。本当はがっつり飲みたかったのだが、連休中なのに深夜に仕事の電話会議があったため自制を迫られる。すすきのの中心部からほど近い有名なモルトバーへ。

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上の3つの佳酒をそれぞれフルショットでいただいて、時間が迫り少し慌ただしくお勘定をお願いしたら、鮨屋のおよそ倍のお値段。今日びウイスキーも高いから仕方ないが、家族3人でとても美味しい食事をいただいて、その後おとーさんだけ飲みに出たら1人で3人分の鮨屋の勘定の倍の値段の酒を飲んだ、となると家族に対して何だか申し訳ない気持ちになる。ただし念のためだがどのボトルも何の文句のつけようもないものだった。

この前の郡山とは全く反対の展開で可笑しくなった。アウェイのバーはなかなか難しい。流石に家人にはこのことは話せていない。